PODCASTサマリー4月17日〜4月21日分

PODCASTグローバル人材のための英単語 #11〜15(2023年4月17日〜4月21日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

第11回 レジリエンスとはどんな力のことか

今日の単語は、Resilienceです。最近、日本語でもカタカナ語のレジリエンスとして定着しつつある(?)言葉です。

特に社会に大きな変化があったときに使われることの多い言葉なのでご紹介したいと思います。

Resilience

このレジリエンス、日本語では「復元力」や「回復力」という訳語があてられています。英語では、Bounce back、Spring back into shape, or positionとなっていました。Bounceはボールが跳ねている状態ですし、Springはバネのこと。負荷がかかっても、びよーんと元に戻る力のことですね。 

以前はサイエンスなどの分野で「細胞が元の形に戻る力」のような意味でのみ使われていましたが、ここ20年くらいで急にビジネスの分野で使われるようになりました。レジリエンスというカタカナが当てられているのは、ビジネスの方での意味で使うときです。

こんな説明もあります

Resilience is the ability to cope with and recover from setbacks. People who remain calm in the face of disaster have resilience
困難に対処し回復する能力のこと。レジリエンスを持っている人は災害時に冷静に対処することができます。

「折れない心」なんていう表現をされることもあります。

日本的に言えば、折れそうになっても折れない、柳のようなしなやかさのことでしょうか。

People showed remarkable resilience during the war.
戦時中、人々が見せた回復力は驚くべきものだった。

最近、イエール大学の心理学の教授がこんなことを言っていました。
Our mind is fundamentally resilient.

私たちの心はもともと回復力を備えている。
どうやったらレジリエンスを高められるかなんて研究されていますが、もともと私たちに備わっている力だと思うと安心しますね。

第12回 道案内くらい英語でできるようになりたいという人へ

Directions
「道案内くらい」英語でできるようになりたいという人へ

道案内について

道案内をする give directions

道を聞くは ask directions

Why is it so hard to give good directions?
先日友達と話していて、街中に外国からの観光客が溢れていて、道を聞かれることが多いんです。でもうまく説明できなくて、という相談を受けました。

みなさんも、道を聞かれることはありますか?
私は最近外国の方から声をかけられることはあまりないのですが、その代わり日本語でお年寄りから道を聞かれることが多いです。

で、道案内ってそもそも日本語でも難しくないですか? 人によるのかもしれませんが、私は日本語でも道案内がうまくできません。

えーと、どこを曲がったらいいんだっけ、うーんと右だったかな、あ、違う左だなんて、やった挙句に、さようなら、お気をつけて、と言ったあとに、やばい間違えた! ということに気づくことが多々あります。

道案内は破壊的に苦手。だから、ここ真っ直ぐいくと交番があるから、そこでもう一回聞いて、とかフェールセーフを噛ませるようにしています。そんなわけで、「英語で道案内くらい」できるようになりたいという話を聞くと、いや道案内は結構難しいよといいたい

「くらい」ってなにと比べて言っているのかしらないけれど、簡単じゃないですよと思います。

しかも、なんでこっちが英語しゃべってやんなきゃいけないんだって思いませんか?
もちろん本当に困っている人は助けたいですけど、知らない国に来るんなら少しぐらい日本語勉強してこいやと思いません?

まあ、最近はみんなスマホの地図でどうにかしているのでしょうね。私も海外へ行った時に人に道を聞くことがなくなりました。ちなみに私は知らない外国の方に声をかける時も、話しかけられた時も、最初は常に日本語を話します。ほんと、フランス人方式で行きたいと思います。

第13回 小籠包の名店、鼎泰豊の創業者の人生

今日は、鼎泰豊の創業者が96歳で亡くなったと言うニュースをご紹介します。
Yang Bing-Yi, the co-founder of a famed Taiwan chain of soup dumpling restaurants, has died at the age of 96.

鼎泰豊はもう、日本でも知らない人はいないほど有名な小籠包のお店です。私もたまに行きます。楊秉彜(ヤン・ビンイ)さんは、中国の山西省、太原(タイユアン)の出身。子供の頃、この町は日本軍に占領され、その後中国内戦(国共内戦)に巻き込まれます。

21歳の時、ポケットに20ドルだけ持ち、船でおじさんの住む台湾へ逃げたそうです。国共内戦で発生し、台湾へ渡った200万人の難民の一人です。

台湾で始めたSoup dumplingと中華料理のお店、鼎泰豊は、徐々に成長し、1993年にはニューヨークタイムズに取り上げられて、世界的な注目を浴びることになります。

小籠包は英語ではsoup dumplingです。xiaolong-baoという言葉を知っている人は、そう呼びます。

世界約180ヵ所に店舗があるそうです。すごいですよね。アメリカにもカリフォルニアを中心に10店舗ほどあります。

こういう方のお話を聞くと、自分達はなんて平和な時代にのほほんと苦労知らずに育ったのだろうと思います。久しぶりに小籠包食べたいな。

第14回 これからの旅のスタイル、スロートラベル

列車で巡るヨーロッパのスロートラベル Slow Travel

スローフードとか、スローライフはかなり定着しましたが、Slow Travelもいま注目されています。これまでのように名所を駆け足で巡るような旅ではなく、見たい場所だけをゆっくりと巡ったり、現地での体験を大切にするという旅行スタイルのことです。

また、ヨーロッパでは、移動に飛行機を使わないこともスロー・トラベルの条件になっています。

最近、ヨーロッパのフライトを検索していたら、カーボンフットプリント(CO2の排出量)が表示されていて、びっくりしました。安さや便利さだけでなく、こっちのフライトの方がCO2排出量少ないんだ。。。だから選ぼうという消費者もヨーロッパには多いのですね。日本はね、陸路で移動はできませんからそのへんは多めにみてもらいましょう。

陸路といえば、ヨーロッパはコロナ禍を経て、列車での移動が見直されているそうです。オリエント急行とグッチのコラボで、環境や気候変動に関心の高く、所得の高い若いユーザーに訴えかけたり、一度はサービスを止めた食堂車を復活させたりと、さまざまな試みがあります。ヨーロッパの列車にはバーがあったりしますが、景色を眺めながら、ビールを飲むのが良いですね。

私は飛行機も好きだけど、祖父が鉄道マンだったので、列車が好きです。
いつか、オリエント急行に乗って、ロンドンからイスタンブールまで行ってみたいです。アガサクリスティ読みながら~

第15回 世界の縮図ニューヨークで話されている言語の数、知っていますか?

金曜日はNYに関するお話をしようかなと思います。世界の縮図ニューヨークの魅力もうはるか昔ですが、NYに住んでいました。

いつまでもNYが第二の故郷のような気持ちでいます。

Once a New Yorker, always a New Yorker. 

一度ニューヨーカになったら、永遠にニューヨーカーとうことわざ?もあるので、ま、そのくらい求心力が強いと言うか、つねに心のすみっこにNYがある感じなんです。

このPODCASTはグローバル人材というタイトルに変えましたが、世界を考えるときにいつも思い出すのがニューヨークです。なぜかというと、ニューヨークは世界の縮図のような場所だから。

ニューヨークという街には、200を超える国の人たちが住んでおり、およそ800種の言語を話す人たちがいるのだそうです。すでに絶滅した言語が残っているそうです。

ちなみにユネスコの調べでは世界にはおよそ6500を超える言語が存在しているそうです。珍しい言葉を話す人をみつけたければ、ニューヨークへ行けとということになるんです。

そんなNYでもいちおう60%が英語ネイティブです。

NYの英語はちょっと独特のアクセントがあるので、聞き取りにくいと思う方も多いみたいですが、もしもNYへ行って英語が聞き取りにくい、通じなかったと感じている方がいらしたら、自分が悪いのではなく、相手の英語が変だったくらいに思っておくのが良いと思います。

勇気を出して、ゆっくりと大きな声で話してみてください。

 

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