PODCASTサマリー10月3日〜10月7日分

PODCAST ロストラ#147〜151(2022年10月3日〜10月7日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

Oct 3, 2022 第147回 ムーミンマンデー 飛行鬼の好きな食べ物

ムーミンたちのパーティに飛行おにがやってきて、パンケーキを食べる場面。よく名言集に乗っている有名な文章です。

Somebody who eats pancakes and jam can’t be so awfully dangerous

パンケーキとジャムを食べるような人ならそんなに怖くはありません

can’t be ありえない
so awfully dangerous ひどく危険

この言葉、とても好きだったのですが、少し前にパンケーキで人気を取ろうとした政治家が出てきて、そのときに、この言葉を思い出してなんだか興醒めしました。時間が経つとまた別の見方ができるかもしれませんが。

楽しいムーミン一家の英語版は講談社の英語文庫から出ています。普通の文庫サイズで、巻末には英語表現の簡単な解説も乗っています。対象レベルもToeic400点からなので、洋書に初チャレンジしたいというかたにもオススメです。

こちらから購入できます。

Oct 4, 2022 第148回 副業に関する英語表現

今日は、副業に関する英語表現をご紹介しますね。

最近は日本でも副業がOKの会社が増えてきたようです。わたしがNYに住んでいた時は、周りの人たちがみんな仕事を掛け持ちしていたので、それが普通だと思っていました。

本業の他に、お小遣い稼ぎの仕事や、自分のやりたいことを追求するプロジェクトなど、みんな忙しくしていました。

副業はSide Hustle
Side Job/Hustle
最近、「副業」って言葉を良く聞きますね。サラリーマンでも副業しなくちゃダメみたいな風潮です。

本業(main job)に対しての副業なので Side jobまたはside hustleという表現を使います。ハッスルね。

Moonlight/moonlightingという表現もあります。
これは、どちらかというと本業の雇い主には内緒でやる副業、アフター5にやるバイトのことを指します。

Gig
Gigという言葉もかなり頻繁に聞かれるようになりました。

私の感覚では、「ライブハウスでのギグ」という文脈でしか使ったことのない単語でしたが、近年はgig=単発の仕事という意味でよく使われます。いわゆるUberなどの独立請負人、個人事業主(independent contractor)の仕事がこれに当たります。ギグワーカー(gig worker)といえば、単発の仕事を個人で請け負う働き方をする人のことです。「自由な働き方」と言われることもありますが、雇用主にとっては使い捨てできる安価な労働力としての側面もあります。

例文
パンデミックの間に副業を始めた。

I started a side hustle during the pandemic.

雇用主はギグワーカーに対して健康保険などの社会保障を支払う必要がない。
Employers don’t have to offer gig workers benefits like health insurance 

Oct. 5, 2022 第149回 かかと、ヒールに関するちょっと変わった慣用表現

今日はかかと=Heelを使った英語表現をご紹介します。

お出かけする機会もめっきり減って、最近ではスニーカーばかりで、ハイヒールなんて儚くなりました。

もうハイヒール履いて歩けないわ。
I can’t walk in high heels anymore.

heelは複数形。sがつきます。heels

慣用句としては、Drag one’s heels 足をひきずってわざとのろのろ対応する、先延ばしにする

The government is dragging its heels on the issue.
その問題について政府は対応を渋っている。

ちなみに牛歩戦術もfoot-draggingといいます。

そして、dig one’s heels in
「絶対やだ」と抵抗している様子を表します。

踵を地面にしっかりと突き刺して、絶対にうごかいぞとやっている様子。ワンコを飼っている人は良くご存知だと思います。ほら行くよと、リーシュを引っ張っても、嫌だとゴネている時、ワンコの踵は地面に突き刺さっているはず。
↓こんな感じ。ヤギだけど。

Digging My Heels in Only Gives Me Sore Feet - PreEngaged.com

He dug his heels in and refused to sell.
彼は断固としてその物件を売ろうとしなかった。

もうひとつ、Head over heels

これは、宙返り、逆さまになること、足が頭の上にくる状態のことですが、恋愛で相手に夢中になることを指します。

He is head over heels in love 彼は大恋愛中

むかし、Tears for fearsというグループの曲にもありましたね。

something happens and I’m head over heels…
ちなみに、heelは癒す、治るという意味のhealは同音意義後です。

またhe willの短縮系 he’llも同じ音になります。

Oct. 6, 2022 第150回 名著の英語表現『移動祝祭日』から

名著の英語表現『移動祝祭日』から

英語では A movable feast
キリスト教の祝祭日のうち12月25日のように日にちが固定されていないものを指します。

いちばん有名なのは明後日、4月1日の復活祭、春分後の最初の満月の次の日曜日と決められているので毎年日にちが変わります。

アメリカを代表する作家アーネスト・ヘミングウェイの作品に『移動祝祭日』がありますが、そのなかにこんな文章があります。

もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。

If you are lucky enough to have lived in Paris as a young man, then wherever you go for the rest of your life, it stays with you, for Paris is a moveable feast.

この作品は1920年代に若いヘミングウェイがパリで過ごした日々のメモワールですマッチョなイメージで個人的にはちょっと苦手な作家ですが、この本は著者が亡くなる一年くらい前に書いた作品で、若くてキラキラしていたあの頃に思いを馳せるセンチメンタルな感情が伝わってきます。

わたしにとってはニューヨークが移動祝祭日なんだと、気付いたんです。

でもね、青年時代を過ごす必要はなくてこれまでに旅した場所は全部、もれなく移動祝祭日になっているんです。

パリの路地裏
雪のリュクサンブール公園
マルシェの賑わい

雨上がりのロンドン
サウスバンクから見る青空

フィンランドの森
ムーミンの世界

アムステルダムの夕暮れ
運河に映り込む明かり

アドリア海から昇る朝日
ドブロブニクの乾いた空気

中世にタイムスリップしたかのような
ウィーンの街並みと音楽

まだまだあるけれど、どこも移動祝祭日になってずうっとわたしについてまわる

なんて楽しいんだろう

あなたの移動祝祭日はどこですか?

Oct. 17, 2022 第151回 鈴鹿にF1が帰ってきた!

鈴鹿にレースが帰ってきた!
気になるニュースの金曜日、今日は、三年ぶりで鈴鹿にF1レースが帰ってきたというお話しです。

F1 returned to Suzuka after 2 years.

今週末は、鈴鹿でフォーミュラ1の日本グランプリが開催されます。パンデミック後初の開催で、盛り上がっている人も多いと思います。わたしはまさにパンデミック中にネットフリックスの番組をみて、F1を見るようになりました。

何がおもしろいかって、レースよりもイケメンドライバー!
ではなく、ドライバーたちの話す英語です。

F1はもともとヨーロッパの遊びですから、チームやドライバーもヨーロッパの人たちです。 今年チャンピオン目前のオランダ人、それを追いかけるモナコ人、メキシコ人、イギリス人、スペイン人と続きます。

F1は英国、フランス、イタリア、ドイツなど各国のメディアが報道していますが、共通言語は英語です。20代を中心としたドライバーたちはみんな英語がうまい。

今年は日本人ドライバーの角田裕毅さんもいますが、彼もなかなか英語が上手です。

まあ、どのドライバーも高学歴なわけはなく、幼い頃からお勉強よりもレースに夢中だった人たちなので、格調高い英語を話す人はいません。英語を話す環境で頑張っている人の英語だなと感じます。

それぞれのネイティブ言語のアクセントもありますし、インタビューを聞いていると、聞き取れないときもあります。

でもそれで十分なんです。

彼らはネイティブ言語と英語、そして他のヨーロッパ言語が話せる人が多いです。超人的なレースをこなし、数カ国語を操る、若いイケメンドライバーたちをみていると、言語の習得は二の次だなと実感します。

言語の習得には、自分がやりたい何かを結びついていること、それを使ったり、奨励される環境、そしてたゆまぬ努力が必要なのだと思います。

そうそう、ドライバーだけでなく、この間までレッドブルにエンジンを共有していたホンダのチームや、ハースの小松さん、エンジニアや裏方さんにも日本人の姿をみかけます。彼らもやりたいことを実現するために「英語」を習得したのだと思います。世界で活躍する彼らは本当に素晴らしいと思います。

次はあなたのばんですよ!

 

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