日本人の苦手な英語の発音徹底攻略(1)THの発音はベロを出しっぱなしにしない!
日本人の苦手な英語の発音徹底攻略(1)THの発音のコツ
日本人の苦手なTHの発音です。このTHの音は日本語にはないので、苦手な人がとても多いと思います。でも苦手なのは日本語話者だけではないんですよ。実は第二言語として英語を学ぶ人達が共通して苦手とする発音かもしれません。このTHの音は日本語にはない音なんですね。だから最初はできなくても当たり前です。
母語にない未知の音を聞いたとき、人間の脳はその音を認識することができません。なので、知っている音の中で近い音に置き換えてしまうんです。だからジズ、ザット(ダット)という音になってしまうんです。フランス語を母語とする人たちもTHを私たちと同じように発音しますよ。
まずは音を認識して、発音できるように練習しましょう。
濁らないTHの発音(無声音)
この音は、上の前歯の裏に舌を当てた状態で息を吐いて出します。
「スー」という空気の擦れる音を出してみましょう。
学校では「前歯で舌をはさんで」と習ったと記憶しているかもしれませんが、舌先がほんの少しだけ見える程度です。この状態から息を出し、声を出すの同時に今度は舌を素早く引っ込めるとTHの音が出ると思います。
あまり舌が口から見えるほど出したり、深く噛んだままTHと言おうとすると、空気の出口が塞がれて音が途切れ、つばが飛んでしまいますので気をつけてくださいね。
この音が使われている単語
think
カタカナで書くとシンクですが、日本語でシンクと発音すると、Sink(沈む/流し台)に近い音(厳密には違いますが)になるので注意です。
thirsty
three
bath
month
濁るTHの発音(有声音)
今度は濁る方の発音です。この音も前歯の裏に舌を当てた状態で息を吐いて出しますが、「スー」ではなく「ズー」と声を出して言ってみてください。出し方は濁らないTHと同じです。舌を引っ込めるのを忘れないでね。
この音が使われている単語
this/that
these/those
mother/father
though/although
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