今週のボキャブラリー:Responsibility とAccountability
今週のボキャブラリー:ResponsibilityとAccountability
Hey, there! おはようございます。
メルマガレッスン第10回です。 金曜日はボキャブラリーレッスンです。
今日の単語は、Responsibility とAccountabilityです。
ビジネスで良く使われる単語ですが、この2つの意味が日本語にはない概念なのでご紹介したいと思います。
Responsibility
もともと、Response+ability 答える能力という意味合いを持ち、これから起こることに対する責任を持つことを意味します。
She has a responsibility for the lives of all Tokyo residents.
彼女は東京都民の命に責任がある(命を守らなくてはならない) そういう役割を担っているという意味になります。
ビジネスで使う似た表現ではこんなものがあります。
She is responsible for this project. 彼女がこのプロジェクトの責任者だ。
Responsibilityには自由裁量で行動するというニュアンスがあるので、例文でいうと「都民の命を守るため」、「プロジェクトを成功させるため」に彼女は自分の裁量で(個人の倫理観に従って)最善を尽くすという役割を担っているという意味になります。
Accountability
Accountabilityはどうでしょうか。こちらはよく「説明責任」と訳されることが多いのですが、
前者との大きな違いは、既に起こった事に対する責任を持つという意味があることです。
何か対応の必要な事態になったときに、「責任者出てこーい」と言われて説明しなくてはならないのはこちらです。
もともとAccount+abilityなので、カンの良い方はもうお気づきのとおり、Accounting=会計に関する説明責任なんです。
株主に対してこの数字はどうなってんの?と聞かれたら、ちゃんと根拠を出して、きっちり説明する責任がAccountabilityの意味です。
そこから、転じて様々な事態に対応し、みんなを納得させる説明をする役割のことを指します。これには、事故ならばその原因究明、改善策、そのロードマップなど必要なものをすべて用意してそれに着手することを意味します。
Japanese Government has an accountability problem.
日本政府は説明責任に問題がある。
こちらはbe held accountable forという表現がよく使われます。
The top management is held accountable for the accident.
その企業のトップは事故の責任を負わなくてはならない。
日本では「責任」という言葉がいまひとつハッキリしないというか、
企業でも稟議書にハンコ(!)を押して分散し、何かあっても謝罪会見程度で済ませる文化なので、
どうも定着しない言葉だなぁと感じています。
なんか今日は硬い話だったね!
Alright, thanks for listening.
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その後は消えてしまいますので、その前にたくさん練習してくださいね。
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