PODCASTサマリー3月6日〜3月10日分

PODCAST ロストラ#251〜255(2023年3月6日〜3月10日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

March 6, 2023 第251回 ムーミンマンデー「寂しいモラン」

「ムーミン谷の冬」を使って英語のレッスンをお届けします。

山の上で薪をもやした冬の篝火を囲んで、いろんな生き物たちがおどっています。それを見ているムーミンとおしゃまさん。どこからからモランが現れ、あっという間に燃え盛る炎は湯気を上げて消えてしまいました。モランが太陽まで消してしまうのではないかと怖がるムーミンに、おしゃまさんがかけた言葉です。

あの人は、火を消しにきたんじゃないの。かわいそうに、あたたまりにきたのよ。でも、あたたかいものは、なんでも、あの女の人がその上に座ると消えてしまうの。いまは、またしょげかえっているわ。

She didn’t come to extinguish the fire, you see, she came to warm herself, poor creature. 
But  everything that’s warm goes cold when she sits down on it.  Now she’s disappointed once more.

extinguish 消す
fire extinguisher 消火器
poor かわいそうな
creature 生き物
disappointed がっかりする、落ち込む

ある調査では、フィンランドの子どもたちが最も怖がるキャラクターがこのモランなのだそうです。
私も子どものころ怖かったなー

ぜひ原作も読んでみてくださいね。

ムーミン谷の冬の英語版はこちらから購入可能です。

Kindle版もあります。

日本語は講談社文庫から出ています。

March 7, 2023 第252回 アメリカに主食ってあるんですか?

今日は食文化のお話です。アメリカには主食ってあるんですか?と質問を受けました。

私たちはお米、炊き立ての美味しいご飯を主食として食べていますよね。んで、アメリカの主食はパン?

アメリカには主食はありません。

え? おかずだけって思いました?はい。お肉がメインで、ジャガイモが付け合わせについたりしますが、パンはさらに添え物のような感じお米の立ち位置にパンが来ることはありません。ジャガイモの代わりにお米=野菜の代わりとして、サラダみたいに味付けされて出てきたりします。

なんなら主食は肉だろうと思います。

面白いですねー主食ということばの訳語にはstaple、food stapleという単語が当てられていますが、これはなんかニュアンスが違うんですよね。日々の食事の際に特に頻繁に食べるもの、という意味です。お米以外にも小麦とかとうもろこしとか、お芋などが例として挙げられますが、欧米では日本の主食とおかずという食べ方をしない場所が多いように思いますし、日本人の主食は「お米、ご飯」という言葉に内包された文化的ニュアンスはそこにはありません。

それこそLost in translation

March 8, 2023 第253回 親ガチャ、国ガチャと天才投資家バフェットの言葉

最近よく聞く、なんとかガチャ、英語で何ていう?

親ガチャというガチャで中身が選べないように、親は選べないという意味ですよね。そして自分の努力ではどうにもならない、変えられないことを指します。かつては一億総中流といわれ、横並び、平等感の強かった日本ですが、国の経済力の低下とともに、格差が表面化し、そのことに気づく人が増えたのだといいます。

ジャパンタイムズでは、parent lotteryと言っています。

これは、実際にとても根深い問題です。

「人生がうまくいかないのを人のせいにしている」という批判もありますが、社会的な成功におけるかなり多くの部分が親から引き継いだDNAや財産に依存しているとも言われています。有名な話では、アメリカで伝説の投資家として知られ、投資会社のバークシャー・ハサウェイの会長でもあるウォーレン・バフェットは、自分が成功できたのはLuck(運)によるものがとても大きいと言っています。

そして、Ovarian Lottery(卵巣の宝くじ)にあたったという表現を使っていました。
他にもLottery of birthという言い方をします。そして、バフェットは、こんなふうにいっています。

“You don’t know whether you’re going to be born black or white. You don’t know whether you’re going to be born male or female,” he explained. “You don’t know whether you’re going to be born infirm or able-bodied. You don’t know whether you’re going to be born in the United States or Afghanistan.”

国ガチャという言葉もありますね。

そういう意味では日本に生まれた私たちは、かなりラッキーです。マララさんはすごいけれど、自分がもしパキスタンに女性として生まれていたら、いまの暮らしはできていないと思います。

The ovarian lottery is “the most important event in which you’ll ever participate,” 
“It’s going to determine way more than what school you go to, how hard you work, all kinds of things.”

このことを裏付ける研究もあります。実際のところ、優れた才能を持つことよりも、お金持ちに生まれる方が成功する確率がたかくなるのだそうです。アメリカは格差が激しいので、挽回するのも難しいのかもしれませんね。

https://www.cnbc.com/2018/10/16/warren-buffett-says-being-a-white-man-helped-him-succeed.html

こういう状況があって、アメリカでは格差をなくそうという取り組みがさかんに議論され、試されています。日本も国ガチャに勝っているうちに、格差是正に取り組む必要がありますね。だいぶ前にお話ししたマシュマロの実験、あれもよく考えたら親ガチャですね。 第34回です。

March 9, 2023 第254回 花粉症って英語で言ってみよう

空気を読むは英語でなんて言ったら良いでしょうか?

Read between the lines

You have to read between the lines.

直訳すると行間を読むlineは行のこと。日本語で、行間をよむとは文章には直接表現されていない筆者の真意をくみとる。という意味ですよね、会話のなかで、誰かがいった言葉に対して、意図を汲み取ろうよという意味で使われます。

また、read the room という表現も使います。これは直訳すると部屋を読むですが、このRoom部屋は場所、特定の場所の雰囲気を指すので、こちらの表現のほうが、日本語の「空気を読む」に違いかもしれませんね。参考になったら嬉しいです。

March 10, 2023 第255回 世界いち予約の取りにくいレストラン、ノーマの閉店からレストランのサステナビリティを考える

世界いち予約の取りにくいレストラン、ノーマの閉店からレストランのサステナビリティを考える

コペンハーゲンにあるレストラン「ノーマ」をご存知でしょうか。ミシュラン3つ星、世界のベストレスラン50の1位を何度も獲得している高級レストランです。シェフのレネ・レゼピ(Rene Redzepi)さんは、スペインにある伝説のレストラン、エル・ブリで修行するなど、エッジのきいたお料理が得意。特徴は食材に乏しい北の地、デンマークの自然を生かした独創的なメニュー構成。日本の懐石にも通じる繊細で美しいお料理です。お値段も相当なもので、おひとりさま500ドルから程度。もちろん一度も行ったことはありません。

そのノーマが2024年で閉店というニュースはいろんなメディアで大きく取り上げられていました。どうして閉店なのか、コロナの影響かなと思ってレゼピさんのインタビューを聞いたら、

”It’s unsustainable” 「持続可能でない」と言っていたのが印象的でした。

こうしたすべてにこだわり抜いた高級レストランのことを、英語ではFine diningといいますが、FTのPODCASTではWhy fine dining isn’t fine?  なぜファインダイニングはファインじゃないのか? 最後のfineは良いという意味ですが、not fineは大丈夫じゃない。ダメなのか。という掛け言葉になっています。

レストランの仕事は、労働集約型Labour intensiveで、大きな労働力が必要です。そのため、お店ではキッチンでの作業をスタージュと呼ばれる「タダ働きのインターン」に頼っており、彼らに長時間労働を強いていました。世界中から集まったインターンたちは、タダでいいから世界一のレストラン「ノーマ」のキッチンで働きたい、そして自分もスターシェフになりたいという夢を持っている人たちですから、寝る時間も惜しんで仕事に励んていたのだと思います。夢を叶えるためのがんばりと、やりがい搾取ってほんとうに紙一重ですよね。

ノーマではコロナが落ち着いてきた昨年秋から、ちゃんと給与の支払いを始めました。でもこれまでの形の経営は持続可能でないという結論に。

レゼピさんは、Morally unsustainableと言っています。morallyとは道徳的、倫理的にという意味ですが、同じ倫理的という意味のethicalが社会全体について物事の善悪を判断するのに対して、morallyは個人的な判断。続けようと思えば、物理的には続けられるけれど、自分としてはもう続けたくないというニュアンスがあるように思いました。そして、これからはPOP UPプロジェクトに取り組むのだとか。

若い世代とともに、「世界いち幸せな国、デンマークの世界一のシェフ」がつくる、心が苦しくならない持続的なレストラン経営が実現するかもしれませんね。なんと来週から京都のAceホテルで1週間、期間限定ノーマ京都がオープンするそうです。これからの活動が楽しみですね。

 

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