PODCASTサマリー12月12日〜12月16日分

PODCAST ロストラ#197〜201(2022年12月12日〜12月16日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

Dec 12, 2022 第197回 ムーミンマンデー 「ムーミン谷の彗星」この世の終わりに思うこと

今日も「ムーミン谷の彗星」を使って英語のレッスンをお届けします。

いよいよ彗星が近づいてきて、世界の終わりのような、アポカリプティックな景色のなかを、ムーミンたちは家に戻ろうとします。海の水はひき、海底があらわになったなかを、心細い気持ちで進む一行。

He thought about how much he loved everything; the forest and the sea, the rain and the wind, the sunshine, the grass and the moss and how impossible it would be to live without them all, and this made him feel very, very sad. But after a while he stopped worrying. Mamma will know what to do. he said to himself.

森や海や雨や風、そしてお日様の光や草やこけ、ぼくはどれも好きでたまらない。あれがみんななくなったら、とても生きていられなれない。そう思うととても悲しい気持ちになりました。けれども、やがて心配するのをやめました。どうすれば助かるか、きっとママが知っているよ。なんという、ムーミンママへの全幅の信頼。子供時代の安心感って、ピンチの時に力を発揮しますね。

『ムーミン谷の彗星』の英語版は講談社の英語文庫から出ています。普通の文庫サイズで、巻末には英語表現の簡単な解説も乗っています。対象レベルもToeic400点からなので、洋書に初チャレンジしたいというかたにもオススメです。

こちらから購入できます。

Dec. 13, 2022 第198回 あなたの「推し」はだれですか?

あなたの推しは誰ですか?
「推し」という表現、使うのは気恥ずかしいです。
英語ではどう言ったらよいでしょうか?

わたしが思いつくのは、まあ、普通の表現なら
Who’s your favorite celebrities?

celebrityはセレブ、有名人 この言葉がでてこなければ famous person/peopleでもOK

もうちょいこなれた言い方をしたいなら Celebrity crushという表現があります。

Who’s your celebrity crush?

crushは、通常は「くしゃっとつぶれる」という意味ですが、片思い、憧れている という意味もあります

その時に、使う前置詞はon 

I have a crush on him.
私は彼に片思いなんです。

ちょっと前に流行った韓流ドラマで「愛の不時着」というのがありましたが、あの英語タイトルは Crush landing on you!
不時着という意味のCrush landingとcrush on 片思いという英語表現がうまく重なったタイトルになっています。韓国語の原文タイトルはどうなっているんでしょうね。

So, who’s your celebrity crush?
My celebrity crush is….not gonna tell ya.

Dec. 14, 2022 第199回 プリンじゃないPuddingのはなし

プリンじゃないプリンのはなし。クリスマスが近くなってきて、お店にはいろんなクリスマス商品がならんでいます。ひと昔前にはみられなかった、シュトーレンやパネトーネ、そして、クリスマスプディングまでありました。プリン、Puddingといって私たちが思い浮かべるのは、あの、プッチンプリンやカスタードプリンですよね。

でも英語のプリンはカスタードプリンではありません。

私たちがプリンと呼んでいるものは、英語だとCaramel Custard が一般的。スペイン語圏ではflanと言いますが、アメリカでもこの言葉がよく使われます。また、プリンというよりも、ぷるぷるのムースとゼリーの中間のようなチョコレートプディングやお米に甘い味付けをしたRice Pudding、そして残り物の硬くなったパンを耐熱皿に入れ、牛乳とバターとお砂糖をかけてオーブンで焼くブレッドプディング(フレンチトーストみたい)が一般的です。そして、イギリスでは、Puddingは私たちの感覚からすると、かなりかけ離れています。ええ?と思うようなものをPuddingといいます。

まずは、Christmas Puddingはクリスマスに食べるケーキ。
小麦粉とドライフルーツやスパイス、ナッツが入った、黒いドーム型の蒸しケーキのようなもの。形は大きなプリンですが、ちょっと不思議。これに入れるドライフルーツのことをMince meatというのですが、直訳すると「ミンチした肉」のことですが、お肉は入っていません。(内臓が入ることもあったようです)

デザート全般のことをPuddingと呼ぶこともあります。他にも、アメリカでいうところのポップオーバーにあたる、お肉の付け合わせのパン、ヨークシャープディングや、腎臓の入ったキドニープディング、さらに豚の血で固めたソーセージのことをBlood Puddingと呼んだりします。ほんといろいろ。私のスコットランド人の元上司は、冬になるとBlood Puddingで体が温まると言っていました。もともと、Puddingは腸やソーセージを意味するラテン語から発したという説もあります。

クリスマスプディングの作り方動画

Dec. 15, 2022 第200回 誰かを褒める時の表現、お礼の表現

新しい髪型、素敵ね!
今日のレッスンは、だれかを褒めるときの言い回し。

新しい髪型、素敵ね!似合ってるよ
I like your new haircut!
It looks good on you!

haircut の代わりに
hair style でもOK

また、アイテムに代えて shoes, skirt, jacket, dress, bag いろいろ褒めることができます

褒められたら、ありがとうThanksといいましょう。
ほめられて嬉しいは I’m flattered これは「お世辞でもありがとう」というニュアンス

You made my day!
あなたのお陰で今日が最高の1日になりましたという意味。

なんて言えたら、褒めた相手も嬉しいですね。
NYでは道端で知らない人から、I like your shoesとかI like your hatなんて声をかけられることがよくあります
そんなときは笑顔でThanks! と答えてみてくださいね。

Dec. 16, 2022 第201回 クリスマスの定番バレエ『くるみ割り人形』

気になるニュースの金曜日はくるみ割り人形のお話です。
クリスマスといえば、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」なんです。
NYシティバレエでは、毎年この時期になると子供たちがたくさん出演するこのバレエを上演します。

お話を知らない方のためにあらすじを紹介しますね。
クリスマスイブの夜、主人公のマリーは、おじさんからプレゼントされた兵隊さんの形をしたくるみ割り人形を、兄のフリッツに壊されてしまいます。人形はおじさんが修理してくれましたが、心配になったマリーは、みんなが寝静まってから人形の様子を見にいきます。時計が真夜中の12時を指すと、マリーの体は人形と同じくらいの大きさに。そこへ、ネズミの軍隊が攻めてきて、くるみ割り人形とおもちゃの軍隊が応戦します。くるみ割り人形、危機一髪のところをマリーがスリッパを投げて助け、ネズミたちは退散。倒れたくるみ割り人形が目を覚ますと、なんとプリンスチャーミングに変身!お礼にマリーをお菓子の国へ招待します。そして二人はお菓子の国で夢のようなひとときを過ごすのでした。

このバレエの楽曲は、日本では、以前ソフトバンクのコマーシャルに「葦笛の踊り(Dance of the Reed Pipes)」が使われていました。軽やかなフルートの曲でクラシックやバレエをよく知らない方でも、きっと聞いたことがあると思います。他にも、チェレスタのキラキラした音色が映える「金平糖の踊り(Dance of the Sugar-Plum fairy)」や「花のワルツ(Waltz of the flowers)」などがあります。

バレエスクールに通う子供たちの晴れ舞台にもなるくるみ割り人形は、いつもはちょっと澄ましたリンカーンセンターが賑やかな家族の集まりになります。特にマチネ公園は観客も舞台も小さい子がたくさん。ワクワク気分がさらに盛り上がります。わたしの前の席に座っていた老夫婦は、体を揺らしてまるで子供のようにバレエを楽しんでいました。最後におじいさんが、「いやーよかった、300ドル分の価値があった」と大満足されていました。100ドル以下の席だったんですけどね。

実はこのバレエ、数年前にはじめて黒人の女の子が主役のマリーに選ばれました。65年以上の続くニューヨークシティバレエではじめてのことでした。そしてその後も有色人種のダンサーが抜擢されています。これまで白人ばかりだったバレエ団ですが、どんどん変わってきています。公平にチャンスが与えられるって素晴らしいですよね。そういえば、ロンドンのロイヤルバレエのプリンシパルも金子ふみさんはじめ、バレエで活躍する日本人が結構いますよね。どんとん活躍してほしいですね!

クリスマスに欠かせないおとぎ話『くるみ割り人形』

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