PODCASTサマリー8月17日〜8月19日分

PODCAST ロストラ#114〜116(2022年8月17日〜8月19日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

Aug 17, 2022 第114回 エイリアンって誰のこと?

今日はAlienという単語についてお話します。
Alien、エイリアン…と聞いて思い浮かぶのはどちらでしょうか? 

A:リドリー・スコットの映画「エイリアン」
B:スティングの「エイリアン・イン・ニューヨーク」

Alienは宇宙人?それとも外国人?
最近ニュースで米当局がUFOの存在を認める発言をしましたね。やっぱりAlienがいるんでしょうか。実はその手の話好きです。(Xファイルも夢中で見てたし)というわけで、Alienは宇宙人、宇宙人といえばエイリアンが浮かびますが、この言葉は基本的に「よそ者」という意味です。地球外から来たからエイリアンだし、外国から来てもエイリアンです。

外国人=Alienという表現はちょっと差別的なニュアンスがあるので、それこそ「ガイジン」のような。昨年バイデン大統領は、今後は連邦移民法のなかでは、外国人のことを表すのにalieんではなくnoncitizenを使うように指示しました。また不法移民についてもUndocumented noncitizen(書類なき非市民)と呼ぶそうです。

Illegalという言葉は「法律違反をしている」という意味なので、こうした人々のなかには、命からがらアメリカへ逃げてきたような人や、日本でのほほんと暮らしている私たちからは想像もできないような事情を抱えている人も多いので、もう少し「Humane=人道的な」扱いをしましょうよということです。最近では”She is undocumented”のように、会話の中ではundocumentedだけでも通じます。なかなか奥深いですよね。

Aug 18, 2022 第115回 アメリカの司法試験について

今日はアメリカの司法試験についてネットニュースでちらっとみました。小室さんが3度目の司法試験を受けたそうですね。
Princess Mako’s commoner husband Kei Komuro has taken the NY State bar exam for the third time.

皇室=Royal familyであったMakoさんの、民間人の夫=commoner husbandという表現をします。
Commonerはcommon(一般人、平民)にerがついたもの。

試験を受けるの動詞はtakeを使います。
take examですね。

司法試験はbar exam

合格するは pass the barといいます。
He passed the bar

お酒を飲むバーと同じbarです。

アメリカでは、全国で通用する弁護士資格がありません。各州ごとの資格になります。内容もそれぞれ若干違うそうです。小室さんはNY州の試験を受けました。基本的には自分が持っている資格の州で働きます。元NY市長で、トランプ前大統領の弁護人だったジュリアーニさんは、選挙を巡る虚偽発言でNYの弁護士資格を停止(suspend)されていましたね。

Aug 19, 2022 第116回 英語学習者・海外に興味のある人におすすめの1冊

今日は英語を学んでいる方、海外に興味のある方に本を1冊ご紹介します。
ヤマザキマリさんの『国境のない生き方私を作った本と旅』小学館新書

ヤマザキマリさんといえば、古代ローマが舞台の漫画「テルマエ・ロマエ」が有名です。映画にもなりましたよね。

14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学。住んだところは、イタリア、シリア、ポルトガル、アメリカ。旅した国は数知れず。そんな彼女が読んできた本を中心としたお話です。気になった部分を抜粋してご紹介しますね。雑誌『暮らしの手帖』が大好きだったそうです。

ぼくらに ものを捨てることを教えたのは たれなのか
物を作りながら その物を捨てさせることばかり考え
物を売りながら それを捨てて 新しく
買わせることばかりを 考えているのは たれなのか
(『花森安治 灯をともす言葉』河出書房新社より)

P83
「私はそうは思わない」と言うことは、別に相手を否定することじゃない。納得したい、相手のこともきちんと理解したい。対話というものはそこから始まるものでしょう。結論を出す必要もない。自分ひとりでは思いもよらなかった考えに触れたり、触発されることで、そこから新しい展望が開けていく。

P110
ボーダーを超えていこうとした人々
戦争がなくならないのは「想像力と寛容性の欠如」キューバ革命の英雄チェ・ゲバラは、キューバを捨ててボリビアへ行った時にまずゲリラの人たちゲーテの詩集を配った。

「本を読めよ。そこから始めようぜ」キューバは非識字率ゼロ
平和を維持するには、人が自分の力で考え、判断していく力をつけることがものすごく大事なことだってわかっている

P196
マリさんのお祖父さんの言葉
「僕はラッキーなんだよ。人生は自分がラッキーだと思うほど、楽しくなる」

*8月12日から16日までは配信をお休みしているため、月・火曜日の分はありません。

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