PODCASTサマリー9月26日〜9月30日分

PODCAST ロストラ#142〜146(2022年9月26日〜9月30日分)のサマリーです。
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1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

Sept. 26, 2022 第142回 ムーミンマンデー 「静かな雨の朝」

今日も、楽しいムーミン一家の第5章から英語表現をご紹介します。
スナフキンの「飛行鬼」話で盛り上がったムーミンたち。

一夜明けて目を覚ますと、外は雨です。

It was quite still; the rain was falling softly and each drop made a ring in the gleaming water.

とても静かでした。おだやかに降る雨が、ひとつぶひとつぶ、にぶく光る水の上に、輪を描いていました。

still 静かな 動かない様子。
この単語は、「いまだ」という

副詞の意味で覚えている方も多いかと思いますが、ここでは穏やかな、しんとした様子を表す形容詞です。写真のことを、スチル写真なんて言いますがこれも、movie 動画に対して動かないstill 静止した写真という意味です。

The rain is falling softly 
しとしと降る雨、小雨

drop しずく
gleam 光る 
どちらかというと暗いところでの光のこと。
ここでは雨の日の海が少し暗く光る様子を表しています。

静かな雨の朝の情景が見えるようですね。

Sept 27, 2022 第143回 「まだやっていません」のスマートな言い方

「まだやっていません」のスマートな言い方

仕事や日常のいろんな場面で、「お願いしといたあれ、終わってる?』と念押しされることありますよね。

Have you done your report?
報告書書き終わった? 

Have you read the document yet?
あの書類もう目を通してくれた? 

ああ、やらなくちゃ…って思っているものに限って聞かれることがあります。

No, I haven’t.
つい時間がなくてと言ってしまいがちです。
I didn’t have time.

日本語でも、「時間がなくて」や「忙しくて」って言い方はちょっと微妙ですよね。

なんだかつっけんどんだし。優先順位づけの問題なので。
その上、サボってるところを見つかったり、したらたいへん。

そんなとき、スマートな言い方としては

I haven’t had a chance (yet).

という表現をつかうと、少し和らぎます。

今やっていますなら
I’m working on it.

すぐやりますの意味でも使います。

省略して I’m on it. という表現もよく使います。

Sept. 28, 2022 第144回 レモンとミントのちょっと変わった意味

レモンとミントのちょっと変わった意味

Lemonといえば黄色い酸っぱいフルーツ。
Mintといえば、爽やかな香りのハーブですよね。

どちらも、それ以外の意味があるんです。

Lemonは欠陥品、出来損ない
という意味で使われます。

レモンは、見た目や香りは爽やかですが、中身は酸っぱくて食べられませんよね、そこから不良品、欠陥品という意味になったようです。

特に、危なくて運転できないような欠陥のある車をLemon carと呼びます。中古車に多いです。

Lemon car lawというものもあって、購入から30日間は返品?可能になるそうです。

I think I bought a lemon car.
欠陥車を買ってしまったらしい

Mintのほうは逆に、新品同様の素晴らしい状態という意味。特にビンテージのものについて、箱や袋に入ったままの状態で、保存状態の良いものをmint conditionと呼びます。

The book was still in mint condition.

その本はまだ新品同様だった。

The dealer said the car was in mint condition but turned out to be a lemon.

その車は、新品同様だとディーラーは言ったが、欠陥品だった。

Sept. 29, 2022 第145回 ガラケーは英語で何ていう? 新しく英語になった日本語。

この9月、ウェブスター辞典に370の新しい言葉が追加されたそうです。
新しい言葉が辞書に掲載されるまでには、ある程度、普通の生活に浸透していることが条件です。いくつかピックアップしてご紹介しますね。

まずは、日本語の「ガラケー」に相当する言葉。
ガラケーを使う人もだいぶ減りましたが、いくつか言い方があります。

よく使われるのがflip phoneこれは、指で「パカッ」と開いて使うことからflip phone と言われますが、今回掲載されたのはこの言葉ではなく、

Smartphoneの対義語にあたるもの。Smartの反対と言えば?
Dumbphoneです。Dumbはバカという意味

言語能力がない、知性がないという意味です。

smartphoneに比べて、いろんな機能がついていないので
Dumbphoneと呼ばれます。語呂も良いんですね。

また第32回でご紹介した、「ステルス値上げ」に対応する
Shrinkflationという単語も晴れて? 辞書入りしました。

そして、もうひとつ、またまた日本が英語の仲間入りをしました。
それはOmakase、オマカセです。

a series of small servings or courses (as of sushi) offered at a fixed price and whose selection is left to the chef’s discretion borrowed from Japanese, literally, “leaving (a decision, choice, etc.) to someone else

こんな例文が載っていました。
When money’s no object, order omakase and trust Tojo to prepare your meal …

金に糸目をつけないなら、東条の腕前を信頼して、おまかせを注文してください。

他にもたくさん面白い表現があったので、また機会をみてご紹介しますね!

第104回ではOxford Learner’s Dictionaryに新しく追加された単語に日本語を紹介しています。そちらもぜひ併せて聞いてみてください。

Sept. 30, 2022 第146回 お金がいくらあったら幸せになれるのかという研究について

今日は世界の気になるニュースを紹介します。

How much money will actually make you happy?

というタイトルの記事をFTの週末版で読みました。いったい人間はお金がいくらあったら幸せになるのだろうかということを調査したのだそうです。

およそ10年前、ノーベル経済学賞を受賞した学者が行った研究では、年間$7万5千ドル(現在なら10万ドル、日本円ならいまのレートで1400万円ほど)あれば、たいていのやりたいことが、できるようになるという結論がでたそうです。

逆に、不安やストレス、悲しみはを感じる度合いは、それ以上の金額を手にしても減ることはなかったのだそうです。

これは、以前ご紹介した「Science of Well-being」のクラスでもサントス教授が言っていて、だいたい年6万ドルくらいまでは、収入と幸せ度が正比例するのだけれど、その後は横ばいになるというのと同じです。

新しい研究では、「いくら欲しいか」ではなく、理想の暮らしを想像してもらい「それを実現するためには、宝くじでいくら当たったらよいか」と、質問のしかたを変えたのだそうです。

They asked how much money would be required to achieve the ideal life, if it came in the form of a lottery win.

lottery winは宝くじに当たること

すると、結果は、1万ドルから1000万ドルまで、大きくばらつきがでました。おそらく、1万ドルと答えた人は、あまり深く考えていなかったのかもしれません。ただ、1000万ドルを手にした人は、物質的には何でも手に入るけれど、今の友達とこれまでどおり付き合うことはできなくなるだろう。人を信じられなくなる、そのことが、お大金を持つことの最大の問題だといいます。

サステナビリティ、持続可能性というものが、人間関係でも重要だよという話でした。
宝くじ当たったら何に使う〜?
なんて、友達とご飯を食べながら話して盛り上がれるなら、それが一番幸せなのかもしれません。

How much money will actually make you happy?
あなたはいくら会ったら幸せになりますか?

 

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