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アメリカで300万人が受講したイエール大学の人気講座から学ぶ「幸せになる秘訣」

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あなたにとって幸せとは何でしょうか?  

コロナ禍で私たちの生活は大きく変わり、自分がほんとうに望んでいることについて考え始めた人も多いのではないでしょうか。「幸せ」とはいったい何なんでしょうか。健康であること、お金がたくさんあること、人間関係に恵まれていること、安心できること、いろんな条件が考えられると思います。

その幸せについて心理学からアプローチした講座が、アメリカ東部コネチカット州にある名門校イエール大学で人気を集め話題になりました。心理学部のローリー・サントス(Laurie Santos)教授の「ウェルビーイングの科学(Science of Well-being)」は、コロナ禍でロックダウン中におよそ300万人が受講したそうです。ニューヨーク・タイムズの記事を読んで知りました。

イエール大学といえばアイビーリーグの名門校で、ブッシュ元大統領(父と息子両方)の母校としても有名です。また、ビル・クリントン元大統領と元国務長官のヒラリー・クリントンはイエールのロースクールを卒業しています。そんなエリートばかりの大学に入学した学生たちは、はたからみると未来を約束されたエリートで悩みなんて無いように思えますが、実は大学に入るまでの競争で疲れ切っている学生が多いのだそうです。さらにアメリカの大学は入ってからもちゃんと勉強しないとやっていけないですし、イエールレベルになると課題やレポートなどで大変だと思います。

サントス教授の授業は「肩の力を抜いてリラックスして受けてもらいたい」というご本人の言葉通り、名門大学の難しい授業という感じはしません。教授の言葉遣いも学生を意識しているのか、かなりくだけた表現を多用していてジョークも盛り込まれています。 

授業のタイトルに使われている Well-Beingとは、直訳すると「良いあり方」。 最近やたらと聞くようになりましたが、これは 「精神的、肉体的、社会的に満たされた状態」 を意味するそうで、Happinessという言葉の代わりにビジネスの文脈で使われています。

どうやら、 Well-Beingには一人ひとりにとって最善の状態というニュアンスがあるそうです 。例えば、「ビリオネアになる」というような分かりやすいたったひとつの幸せの正解に向かって全員が邁進するということではなく、お金はあんまりなくてものんびりしたいAさんと、会社でバリバリ働いてたくさん稼ぎたいBさんでは、そもそも幸せの定義が違いますよね、だから、それぞれに一番良い形を探すということなのだそうです。

では、授業の内容からキーポイントをひとつだけ説明しますね。

幸せは時間が経つとその効果が薄れてくる 

hedonic adaptation 快楽順応

良いことでも悪いことでも、 最初は感情へのインパクトが大きいけれど、時間とともにその影響が薄れてくることをhedonic adaptation (快楽順応)というそうです。 

良い成績も、高収入も最初は嬉しいけれど、だんだん「もっと上を目指したい、もっと欲しい」と思うようになります。逆に悪いことが起きても時間が経つとその状況に慣れてしまって、それが「あたりまえ」になるという傾向が人間にはあるのだそうです。

授業のなかでは「良い成績、大企業への就職、高収入は必ずしも幸せのチケットではない」と繰り返し伝えられます。もちろん、お金である程度の幸せは買うことができますが、そのラインを超えると金額が増えても幸せ度が増すことはないといいます。だいたい年収だと600万円くらいまでは幸せ度が比例して増えるのですが、それ以降は横ばいになります。(実際には暮らしていくのにギリギリの「貧困ライン」

こうした人間の心理を理解して、「幸せ」に関する勘違いを科学の視点から解消し、自分が本当に幸せと感じられる状態を維持する「行動の習慣化」を訓練します。

前半はレクチャーの学び中心で5週目以降の後半はほとんど習慣化のトレーニングです。

よくある自己啓発本のように「いまをじっくり味わうこと、そして感謝すること」なんていう課題が出てきますが、 本を読んだだけで行動しない人はその効果を実感することはないんですよね。  とはいえ、良い結果をもたらすとは分かっていても、運動や体に良い食事などの習慣と同様に続けるのはなかなか難しいですよね。

どんなに素晴らしい授業を受けても、それを受けたあとに行動に落とし込んでいかないと結局は「効果がなかった」ということになりそうです。 頭でわかるのと、実行してわかることは別物なんですよね。(語学学習も同じです) 

私個人としては、目からうろこの情報が満載でした。「どうしてわたしはダメなんだろう」と思ってしまう思考や行動が「人間として当たり前」のことだったと知り、かなり気持ちが楽になりました。イエール大学に入るようなエリートや多くのアメリカ人も似たような思いをしているんだろうなと思いました。

授業はすべて英語で行われているので、これからアメリカ留学を考えている人など、ある程度英語のできる方にオススメします。すべて英語ですが字幕も出るしスクリプトもありますので、試しにちょっとだけ覗いてみるのも良いかもしれません。アメリカの大学の雰囲気も味わうことができます。

授業は大規模公開オンライン講座(MOOC)のサイト、コーセラから無料で受けることができます。
(英語版)

 

 

この授業を担当しているLaurie Santos教授が幸せになるための7つの秘訣を簡単に解説している動画です。
すべて英語ですが、字幕が出ているので見てみてくださいね。

幸せになる7つの秘訣はこちら
7 ways to be Happier, According to Yale Professor

  1. talk to a stranger 知らない人に話しかける
  2. meditate 瞑想する
  3. Reduce your number of choices 選択肢を減らす
  4. Focus less on an “end goal” 「最終的な目標」に集中しすぎない(プロセスを楽しむ)
  5. Call a friend 友達に連絡する
  6. Keep a gratitude journal 感謝の日記をつける(寝る前にその日良かったことを3−5つ書く)
  7. Sleep 睡眠を取る

どれも比較的に簡単にできるので試してみてね!

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Over 3 Million People Took This Course on Happiness. Here’s What Some Learned.
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