アートって面白いですよね。
世の中にはいろんな表現方法があるんだなあ、と海外の美術館へ行くと特に思います。
美術鑑賞とは英語でなんていう?
美術鑑賞は英語でArt Appreciationといいます。
Appreciationは、本当の価値を知ること、深く理解することといった意味があります。
関連語のAppreciateは感謝するという意味ですね。
アカデミックなニュアンスもある言葉ですが、アートの鑑賞方法にルールはいらないとわたしは思っています。
ニューヨークの人たちは、話題の企画展や、最新のアートショーなどへ行き、あーでもない、こうでもないと議論するのが好きです。意見が違ったってお構いなし。あらそう、あなたはそう思うの、私は違うと思うわ。なんて簡単に反対意見をぶつけてきます。
だけど、多くの日本人は、「正解」が大好き。アート鑑賞にも「正解」を求めますが、たったひとつの正解なんてありません。たくさんの見方や表現方法があって、たくさんの正解があります。
私たちが「正解」を求めるのは学校で「たった1つの正解」しか許されなかったから。長年にわたって、その「正解」だけが重要だと洗脳されてきました。でも本当は違うって薄々気づいてますよね。
「たった1つの正解」を探せば探すほど、苦しくなっていませんか。それなら、思い切って「正解」を忘れましょう。
自分の感性を信じてみて。自分の心が素直に感じること、それがいちばん大切です。
自分だけの審美眼、自分だけの価値観を養う
美術展に行ったら、気になった絵の前でしばらく時間をとってみてください。じっと絵の前に立って、自分が何に惹かれているのか、どこが気になるのか、どんな気持ちになっているのか、作品との対話をたのしんでみて。絵を頭で理解する必要はありません。何が描かれているのか、それも二の次です。
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