アート好きのためのやさしい英語レッスン 第11回:ポール・セザンヌ作「りんごと桃のある静物 (Still Life with Apples and Peaches (1905))」

アート好きのためのやさしい英語レッスン 第11回
第11回のテーマはポール・セザンヌ作、りんごと桃のある静物「Still Life with Apples and Peaches (1905)」です。
近代絵画の父と呼ばれるセザンヌの静物画は「多視点」から見た状態を平面で再現し、印象派からキュビズムへの橋渡しをした画期的な手法で知られています。ピカソにも大きな影響を与えたと言われています。動きのある静物ってすごい発想ですよね。気難しくパリは性に合わず、プロヴァンスの田舎で引きこもり黙々と制作活動を続けたからこそ生まれた手法なのかもしれません。お金持ちのお父さんの世話になり、いまでいうニート状態だったようです。(しかも、彼女との間に子供まで作って…それをお父さんに10年間も隠していた。)
また、セザンヌは作家のエミール・ゾラと親交が深く、パリとプロヴァンスで交わされた往復書簡が出版されていますが、お金に困ったセザンヌがゾラに何度も無心をする手紙を書いていることがわかっています。ゾラの作品「制作」にセザンヌをモデルにした画家が出てくるのですが、その描写が気に入らなかったセザンヌが激怒してゾラとは絶交してしまうというエピソードもあります。アーティストってなかなか難しいですね。
私はセザンヌの絵が大好きです。特に静物は子供の頃から好きで、コンポートに果物を乗せたり、ピッチャーを飾ったりしていまだにセザンヌごっこをしています。(絵は描きません)いつかプロヴァンスで本場のセザンヌごっこがやりたいです。
第11回目の動画はこちらです。ワシントン・ナショナル・ギャラリーの子供向けコンテンツですが、大人も十分楽しめる内容になっています。英語のリスニング教材としても使えます。まずは、じっくり聞いてみてくださいね。リスニング力をさらにアップさせたい人は、ぜひディクテーション(書き取り)に挑戦してみてください。
キーワードを理解したら、動画を見てみましょう。
次はやさしい穴埋めディクテーション問題に挑戦してみてください。
英語のスクリプトをみながら、答え合わせをします。
聞き取れなかった部分をもういちど確認してみましょう。
リスニングとボキャビル、そしてアートが一度に学べます。
*音声のスピードが早すぎると感じるなら、右下の歯車マーク「設定」から再生速度を開きいて
調整してください。0.75だと少しゆっくりになります。あんまり速度を落とすと、酔っ払いが
話してるみたいになるので注意です。
早めのスピードに挑戦したい方は、1.25から挑戦してみてくださいね。早い速度に慣れておくと
標準で聞くのがラクになります。
メールでレッスンを受けたい!という方は、下のお問い合わせフォームにご自分のメールアドレスと、
メッセージ部分に、好きなアーティストや作品名を書いて送ってください。
第11回の配信は6月22日(火曜日)です。
この英語レッスンはメルマガ配信で行います。詳細はこちらの記事をご覧くださいね。
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