PODCASTサマリー2月6日〜2月10日分

PODCAST ロストラ#231〜235(2023年2月6日〜2月10日分)のサマリーです。
PODCASTのサマリーはメルマガご登録者に限定公開しています。

1週間で20以上の英語表現をご紹介しました。ぜひ復習して身につけてくださいね。
1度聞いても翌日には7割忘れるのが人間の記憶力です。

Feb 6, 2023 第231回 『ムーミン谷の冬』 雪ってどんなもの?

「ムーミン谷の冬」を使って英語のレッスンをお届けします。

林の中でおしゃまさんことトゥーティッキーと出会ったムーミンは、雪について、たずねます。

Tell me about the snow.
雪のことを教えて

I don’t understand it.
よく分からないんだ

トゥーティッキーは答えます
I don’t either.

You believe it’s cold, but if you build yourself a snow house it’s warm. 
You think it’s white, but at times it looks pink, and another time it’s blue. 
It can be softer than anything, and then again harder than stone. 

雪って冷たいと思うでしょ。だけど、雪でつくった家のなかはあたたかい。雪って白いと思うでしょう。ところが、ときにはピンク色に見えるし、青色に見える時もある。どんなものより柔らか位かと思うと、石よりも硬くなるの。

Nothing is certain.
何にもかも確かじゃない。

いま、世の中が大きく変わって、不安な気持ちになったりしますが、なーんだ。最初から何一つ確かじゃなかったんだ。ってことに気付かされます。
トゥーティッキーの言葉にはいつもなんだかハッとされることが多いです。この登場人物のモデルは著者トーベ・ヤンソンの長年のパートナーだと言われています。
なんかカッコいいんだよね。ボーダーシャツにボサボサ頭で帽子を被った女の子。

ムーミン谷の冬の英語版はこちらから購入可能です。

Kindle版もあります。

日本語は講談社文庫から出ています。

 

 

Feb 7, 2023 第232回 春を告げる山ねずみチャック

風はまだ冷たいけれど、日差しに春を感じるようになりました。2月2日は、グラウンドホッグデー(Groundhog day)でした。ちょうど日本は節分ですが、やっぱり同じ時期に春の到来を感じる習慣があるんですね。グラウンドホッグとは別名ウッドチャックと呼ばれるリスの仲間です。日本語では山ねずみとも。この山ねずみが、春の到来を告げるという、不思議な風習がアメリカにはあります。

冬眠から覚めて巣穴から這い出してきた山ねずみが、自分の影を見て驚き、巣穴に戻ったら、冬はあと6週間続く。影を見ないで、そのまま外に出たら、春はもうすぐそこ、というもの。ドイツ系の移民によって継承されてきた風習で、その起源は、ケルト人の古い信仰とキリスト教が混ざったものと言われています。

シルクハットを被ったおじさんたちが、山ねずみを木の切株の台にのせ、「影を見た!」とか「見てない!」とかやります。春を告げる山ねずみは、とくべつな山ねずみで、ペンシルバニア州のパンクサトーニという町に住む「フィル(PHIL)」や、カナダのオンタリオ州ワイアートンという町にいる「ウィリー(Willie)」が有名です。ニューヨークにも、スタッテンアイランド動物園に「チャック(Chuck)」という山ねずみがいます。毎年、NYの春をうらなうのはチャックの仕事でしたが、2009年に当時の市長だったブルームバーグさんにひどく噛みついて大問題になりました。

昨年、新市長のデブラジオさんが出席したグラウンドホッグデーには動物園側が密かに「シャーロット」という別の山ねずみを代役として立てました。ところが、そのセレモニーでなんとデブラジオ市長は過ってチャック(本当はシャーロット)を落としてしまいます。その後まもなく、チャックは原因不明の死を遂げたものだから、果たして死んでしまったのは、シャーロットだったのか、チャックだったのか、デブラジオが犯人だとか、そうでないとか、まあ、山ねずみ一匹にNYは大騒ぎ!で、公式には、シャーロットは死んでしまい、チャックは永久に引退(また市長に噛みつくといけないので)したと聞いていたのですが、また新しいチャックが登場していました。

ちなみにChuckはCharlesの愛称です。英語のCharlesは、スペイン語ではカルロス、フランス語ではシャルル、ドイツ語ではカールとなり、同じ名前です。意味は「男」です。カール大帝とかね。アルファメールのイメージなんでしょうか。グラウンドホッグのチャックも強面です。

因みに、この占いの精度は、公式発表80%、実測40%だそうです。早く春がくるといいなあ

Feb 8, 2023 第233回 「淡雪」、「細雪」など雪に関する英語表現

今日は雪に関する英語表現ですよ。

雪というと思い出すのは、以前勤めていた職場で雪が降った日のこと。
It’s snowing outside-外は雪が降ってるよと声をかけたら一緒に働いていたインド人のエンジニアたちが、目をキラキラ輝かせて、
This is my first time to see snow!
と言って、外へ飛び出して行ったこと。

南インド出身者が多かったので、彼らにとっては生まれて初めての特別な体験。雪に大はしゃぎする彼らの姿が印象に残っています。

北極圏で暮らすイヌイットたちは、雪に関する言葉を100種類近くも持っているとか。暮らしに密着していることだから、言葉の数も多くなりますよね。自然を愛でるのが得意な日本にも雪の言葉が結構ありますね。細雪(ささめゆき)とは細やかに降る雪のこと。英語ではlight snow…って風情なさすぎ!因みに、谷崎潤一郎の小説『細雪』は、The Makioka Sisters まあ、4姉妹の話ではある。先日ご紹介した、雪国の翻訳者サイデンステッカー先生が訳したものです。

粉雪 はそのまま、Powder snow パウダースノー。スキーするなら、コレが必須です。

淡雪(あわゆき)うっすらと積もる、とけやすい雪のこと。これはfluffy snowかな。ふわふわの雪。

雪が溶けてきてシャーベット状になったものは、slushy
The snow on the roads was slushy and grey. 

雪の結晶はsnowflakes
雪の結晶って、ぜんぶ違う形なんですってね!
We are like a snowflake, all different in our own beautiful way.
わたしたちはみんな雪の結晶とおなじ。それぞれ違うかたちで美しい。
みつをみたいだね。

風邪引かないように暖かくしてお過ごしくださいね。
Stay warm and have a wonderful day!

Feb 9, 2023 第234回 無料にはならないサービス

今日はサービスについて
もう日本語となっている「サービス」という言葉、英語ではいろんな意味があります。
英語のServiceはまず、お店やレストラン、ホテルなどでの給仕など、お客さんの役に立つことを意味します。

基本的な意味合いとしては「誰かの役に立つこと」そして、どちらかというと「公のもの」を指すことが多いです。そして、雇われたりして仕事をすること、After 6 months of service, he is entitled to a 10-day paid vacation. 彼は半年勤務した後で、10日間の有給休暇の権利を得たビジネスで使うサービスは、製品プロダクトではなく、人が何らかの援助や手助けをすることを、役務のことをserviceといいます。

Delivery serviceとかcleaning serviceとかまた、軍隊などに入って国のために働くことも Military Serviceといいます。懲罰としての社会奉仕community serviceをすれば、懲役を免れるというのもあります。命令されてやるものです。

教会のミサもservice
どこかでお話しした、Morning Serviceは朝の礼拝のこと、無料の朝ごはんではありません。
役に立つこと、ビジネス、そして義務的なものについて使われるのがサービスです。

日本語の「これはサービスです」といって何かを無料で差し出すのはどこからきたのでしょうか?
そういえば、韓国人の経営するトロントのコンビニのドラマでも、韓国人のおじさんが「It’s service」といって、ガムとかをお客さんに配ってました。同じ使い方ですよね!

Feb 10, 2023 第235回 NYホテルのコンシェルジュに 聞いた、ゲストからのありえないリクエスト

やっと週末ですねぇ嬉しいなあ
Timeout NYでみつけた記事のおはなし

ホテルのコンシェルジュに聞いた、ゲストからのありえないリクエスト
The Most Outrageous Hotel Requests in NYC

ありえない、とんでもない、は Outrageous ひどい terrible よりも更に一段ヒドイ感じ

This is outrageous!
こんなのありえないよ!

I will not put up with such treatment.
こんなひどい扱いには耐えられない
なーんて、使います。

タイムズスクエアにあるハイアットホテルでのおはなし
ある女性ゲストから到着前に部屋に準備しておいて欲しいものがあるとリストを受け取ったマネージャ。

リストにはUndergarments=下着類の詳しい説明が。
どうやらこの方は全く下着を持たずに各国を旅していていく先々で下着を新調しているらしい

そのリクエスト内容は Nothing kinky 変わった趣味のものではなく

Just very specific ただ、とても細かい指定があった
Specific は具体的なという意味
布地のスレッドカウント 色、そしてブランド

Thread count=スレッドカウント
生地1インチ四方に織り込んでいる糸の総本数。生地の密度。
シーツなんかにはよく書いてあります。カウントが高いほどスベスべで気持ち良いです

チームが力を合わせてどうにか所望の品を取り寄せることができました。
さらに、この女性ゲストは朝、スタッフを部屋に寄こしてその日着る服を
クローゼットの中から出しベッドの上に並べて服を着せて欲しいとリクエスト

そして最後にお部屋でプライベートヨガレッスンをやりたいと言ったそうです。
これはホテルのスパのスタッフが行って対応したそうです

ホテルって、いろんなリクエストに応えてくれるんですね
服も着せてくれるんだ小心者のわたしはこんなことお願いできません…

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。