日本人の苦手な英語の発音徹底攻略(2)/s/と/z/ の発音 sit/city には気をつけてね
日本人の苦手な英語の発音徹底攻略(2)/s/と/z/の発音のコツ
日本人の苦手な発音シリーズ。第二回目は/s/と/z/の音です。この2つの音は苦手だと自覚している人がそれほど多くないかもしれません。ものによっては、日本語の「さ行」の音と同じだと思っている人も多いでしょう。でも、「さ、し、す、せ、そ」とはちょっと違う音なんです。
また、日本語の音には母音が伸びてくっついてしまうことが多いのですが、「さぁ、しぃ、すぅ、せぇ、そぉ」と不要な母音がついてしまうことで、本来の発音から遠ざかってしまいます。 特に「si」の音では、日本語のように母音を伸ばした発音では、「shi」の音に近くなってしまうので、特に注意が必要です。
濁らない/s/の発音(無声音)
この音は、上の前歯の裏に舌先を近づけてで息を吐いて出します。
「スー」という空気の擦れる音を出してみましょう。蛇が威嚇するときの「スー」という音に似ています。
この音が使われている単語
sad /sæd/
sit /sɪt/
短く発音します。日本語のシットと発音してしまうとShitになってしまいます。Can I sit here? 「ここに座って良いですか」と言ったつもりが、Can I shit here? 「ここにウ〇コして良いですか」になってしまいます。もちろん誰もそんなことをしようとするとは思わないので、意味は通じますがちょっと恥ずかしいです。
city/ˈsɪti/
こちらも日本語の発音でシティーというと「shitty(劣悪な、汚い)」に聞こえることがあります。気をつけましょう。NYの人たちは、自虐的にNew York Shittyと呼ぶときがありますけどね。
this /ðɪs/
前回の濁るTh+isです。「ディス」と最後のsは短く切って、「ディースぅ」とならないように気をつけましょう。
sense /séns/
こちらも「センスぅ」とならないように。
/z/の発音(有声音)
今度はzの発音です。この音も前歯の裏に舌先を近づけた状態で息を吐いて出しますが、「スー」ではなく「ズー」と声を出して言ってみてください。こちらも余計な母音に気をつけること。そして、ziの音はズィーに近くなります。日本語の「ジ」では別の音に聞こえるのでここも注意です。
この音が使われている単語
is /ɪz/
zigzag /ˈzɪɡzæɡ/
nose /nəʊz/
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