【音楽でリスニング】まだ春じゃないのに It might as well be spring
まだ春じゃないのに春の熱に浮かされている、そんな曲をご紹介します。
歌詞を聞き取ってリスニングに挑戦です!
映画『ステート・アフェア』のために作られた
It might as well be spring 「春の如く」
1945(Oscar Hammerstein II / Richard Rodgers)
いわゆる「木の芽どき」のソワソワ感を歌っています。
might as well = と同様の
この曲の邦題「春の如く」にあるように、
はまだ春ではないんだけれども、まるで春のようだ、という意味です。
アメリカではとても有名なスタンダードジャズの1曲です。
歌詞付きの動画を見つけたので、リスニングに挑戦してみてください。
ステイシー・ケントの優しい声とボサノバアレンジで。歌詞が出てきます。
★歌詞と解説
I’m as helpless as a willow in a wind storm
I’m as jumpy as a puppet on a string
l see that I have spring fever
But I know it isn’t even spring
まるで強い風に煽られる柳のように弱い私
操り人形のようにビクビクして落ち着かない
これはきっと春の熱
まだ春は来ていないのに
→ wind storm 暴風 (stormは嵐だけれど、これは雨は降っていない状態)
→ jumpy 不安でビクビクする、動きが定まらない
→ puppet on a string 操り人形
I am starry eyed and vaguely discontented,
Like a nightingale without a song to sing
Oh why should I have spring fever
When it isn’t even spring…
瞳に星を浮かべていても心はなんだかモヤモヤ
歌を忘れたウグイスみたい
どうして春の熱にかかったのか
まだ春じゃないのに
→ starry 星
→ vaguely あいまいに、なんとなく
→ discontented 不満足 (content=満足)
→ nightingale サヨナキドリ、西洋ウグイスとも言われる
I keep wishing I were somewhere else
Walking down a strange new street
And hearing words that I’ve never heard
From a man I’ve yet to meet…
ずっと思っているの どこか遠くへ行って
見知らぬ通りを歩いてみたい
聞いたことのない言葉で話したい
まだ会ったことのない男の人と
→ I wish I were… 仮定法の基本形ですね。
〜だったら良かったのに。(不可能、あるいは可能性がほとんどない場合)
I wish I were younger. もっと若かったらよかったのに。
I’m as busy as a spider spinning daydreams
I’m as giddy as a baby on a swing
I haven’t seen a crocus or a rosebud, or a robin on the wing
蜘蛛のように忙しく空想の糸を紡ぎ
ブランコの子供のように目が回る
クロッカスの花も、バラの蕾も、
空を飛ぶコマドリもまだ見ない
→ giddy 目が回る、くらくらする
→ on the wing 飛んでいる
But I feel so gay in a melancholy way
that it might as well be spring
It might as well be spring…
陽気なのになんだか憂鬱
それはまるで春みたい
もう春になったのかしら
★歌詞はここまで★
おまけ:元祖ゆるボーカルのアストラッド・ジルベルトとスタンゲッツのサックスで。
ライブバージョンこれは名盤です。英語ネイティブではないブラジル人のアストラッドが歌っているので、英語が聞き取りやすいかも。
個人的にはブラジル(ポルトガル)語なまりの英語の音がやさしくてとても好きです。
エヴァンスのピアノバージョン。こちらは楽器のみインストロメンタル。
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