アート好きのためのやさしい英語レッスン 第2回:ルノワール作「ポンヌフ、パリ」
アート好きのためのやさしい英語レッスン 第2回
第2回目はまたまた印象派の作品、ピエール・オーギュスト・ルノワールの
「ポンヌフ、パリ(Pont Neuf, Paris)」です。
人物画、特に若い女性を描いた作品でよく知られるルノワールですが、こちらは珍しい風景画。
パリのセーヌ川にかかる最も古い橋「ポンヌフ」。この絵が描かれたのは1782年。
オスマンの都市改造で、私たちが知っている近代的な姿に生まれ変わったパリの様子です。
普仏戦争が終わってパリに平和が戻ったばかり。まだエッフェル塔の建設は始まっていません。
日本は明治4年。岩倉具視が伊藤博文や大久保利通らと共に岩倉使節団として、サンフランシスコへ
到着した年です。(津田梅子も留学生として一緒でしたね。)
初めて実際にこの橋のたもとに立ったとき、ルノワールのこの作品が思い浮かびました。
全く同じ(とは言わないけれど)、この風景が頭に浮かんできて嬉しかったのを覚えています。
人懐こくて、お洒落でディテールにこだわるタイプのルノワールは、道ゆく人の服装をちゃんと
描くために、弟のエドモンに通行人を呼び止めるようお願いしていたそうです。
Pont Neufはフランス語で新しい橋を意味します。Pontはbridge、NeufがNewです。
日本語にすると新橋。新橋のルノアールってなんだか一気に昭和感が盛り上がりますね。
そういえば新橋の駅前にポンヌフという名前のレトロな喫茶店がありましたが、
あれはどうなったんだろうか。
第2回目の動画はこちらです。ワシントン・ナショナル・ギャラリーの子供向けコンテンツですが、大人も十分楽しめる内容になっています。英語のリスニング教材としても使えます。まずは、じっくり聞いてみてくださいね。リスニング力をさらにアップさせたい人は、ぜひディクテーション(書き取り)に挑戦してみてください。
キーワードを理解したら、動画を見てみましょう。
次はやさしい穴埋めディクテーション問題に挑戦してみてください。
英語のスクリプトをみながら、答え合わせをします。
聞き取れなかった部分をもういちど確認してみましょう。
リスニングとボキャビル、そしてアートが一度に学べます。
<動画内で使われている単語の例>
bustling 喧騒 (Hustle-Bustle=ハッスル・バッスルという表現で、都会の喧騒、忙しない様子を表すのによく使われます。)
vibrant 活気ある
spanning 広がる
top hat シルクハット
wheelbarrow 手押し車
trousers ズボン (米語では通常Pantsを使いますが、イギリス英語ではtrousersが通常ズボンという意味で使われます。イギリスでPantsは下着underwearのパンツのこと。どちらも語尾のSを忘れないように。また数えるときは a pair (two pairs) of trousers(pants)です。
carriages 荷馬車
avant-garde アヴァンギャルド 前衛的な
fluffy ふわふわした
squint 眩しくて目を細めてしかめる
pavement 歩道
leisurely ゆったりと
*音声のスピードが早すぎると感じるなら、右下の歯車マーク「設定」から再生速度を開きいて
調整してください。0.75だと少しゆっくりになります。あんまり速度を落とすと、酔っ払いが
話してるみたいになるので注意です。
早めのスピードに挑戦したい方は、1.25から挑戦してみてくださいね。早い速度に慣れておくと
標準で聞くのがラクになります。
この絵を題材にした英語のメールレッスンを希望される方は下のリンクをクリックしてください。
メールレッスン(無料)を受けてみる
★アートを題材にした動画でリスニング力をアップ★
【通信講座】リスニング力を鍛える週1トレーニングに、アートを題材にしたレッスンが登場しました!
リスニング講座の詳細はこちらから
この記事へのコメントはありません。