【英語学習のお悩み#006】やり直し英語はどんな順番で勉強したらいいですか?
迷える英語学習者のお悩みを解決します。
今日のお悩みは「どんな順番で勉強したらいいですか?!」
やり直し英語、何から手を付けたらいいんだろう…って悩みますよね。
まずは英語の習得に必要な4つの要素をおさらいしましょう。
聞く(リスニング)
話す(スピーキング)
読む(リーディング)
書く(ライティング)
言語を使う能力は上記の4つの要素で構成されています。
大人の場合はすでに得意な要素と不得意な要素がありますよね。
識字率という言葉が指すとおり、ひとはまず聞く話すが先で
読み書きは後回しというのが一般的な流れです。
どの要素を重点的にやったら良いかは、 英語を使って何をしたいか、 どのレベルを目指すかにもよります 。
ビジネスマンで相手方がアジアのブロークンな英語を話す人たちなので、会話は重視されないけれど、その分、書面でのやり取りはキッチリしないと困る人は読み書きを重点的にやる必要があります。
翻訳者になりたい人も同じです。日本語も英語もたくさん読んで、書く、訳す。コレは特に大量行動が必要です。
逆に学生時代に勉強した英語を忘れてしまったよ、海外旅行に行きたい
これからきちんとやり直したい…という方は、まずは以下に重点を置くと良いでしょう。
これは、赤ちゃんが言語を自然に覚えていく順番なんです。赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時から、外の音が聞こえているといいますよね、個人差はありますが、1歳くらいから周囲の言っていることを一部理解し始め、パパやママという単語を発するのは2歳くらいからではないでしょうか。きちんとしたセンテンスが話せるようになるまでには何年かかりますか?
これは、子供の知能の発達具合にも関係するので、単純に大人と比べるわけにはいきませんが、いわゆる「イマージョン」、1つの言語漬けの状態を24時間続けてこれだけの時間がかかっています。
いつも受講者の方々に言っていますが、週1やそこらのレッスンで話せるようにはなりません。それだけで話せるようになるなら、いまごろ日本には英語ペラペラな人で溢れているはず。地道にやる気になったなら、 まずはたくさん聞くこと、聞き取り力を付けることが第一歩です。
大人の場合はすでに様々な情報がインプットされているので、子供のように学習すると逆に非効率になります。
大人のやり直しにおすすめなのは、 自分の興味のある分野で英語を学ぶ ということです。インターネット上には様々な情報があふれています。自分の興味のある分野のYouTube動画を探して見てみる。英語の紹介ページなどを探して読んでみる。好きなこと、興味のある分野なので時間を忘れてしまうはず。
わたし自身も中学生の時に、ブリティッシュ・ロックが大好きで、ラジオで放送されたディビッド・ボウイのインタビューをカセットテープに録音して、繰り返し何度も聞いていました。ボウイが何を言っているかどうしても知りたくて必死だったのを覚えています。(今では内容は忘れましたが!)
フランス語を学習し始めた時、先生から言われたのは、ネットで見れるTV 5 Mondeというフランスのテレビ局のサイトへ行き、好きな番組を見つけていつも見るようにしなさい。分からなくても良いから、とにかくたくさんフランス語を聞きなさいということでした。
「分からなくても良いからたくさん聞く」というのは賛否両論ありますが、わたしは賛成派です。
日本語と英語は音の成り立ちがかなり違うので、日本人の耳は英語の音に慣れていないんです。 読めばすぐさま分かるとても簡単な単語ですら、音にすると何を言っているのかサッパリ分からなかったりします 。だから、まずは音やリズムに慣れることにはおおいに意味があります。ただし、大人の場合はもう少し効率的に、スクリプトのある音声を使ってリスニング練習をしましょう。スクリプトがあれば、聞き取れなかった部分を確認することができます。
お料理が好きならこのサイトで紹介している、レイチェル・クーやナイジェラ・ローソンの動画レッスンを試してみてください。他にも好きな料理家やアーティスト、俳優、スポーツ選手など、ちょっとGoogle検索すれば、教材になるものは山ほど見つかるはず。ビジネス英語を習得したいのであれば、自分の専門分野の動画や、有名な経営者のスピーチなどがあります。Netflixなどで海外ドラマを英語字幕付きで見るのもおすすめです。 動画でリスニングレッスンはこちらから。
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