あなたが英語を聞き取れない原因トップ５

英語のリスニングが苦手といっても複数の原因があります。
最も多い原因トップ５とその解決策をご紹介します。

１．語彙力がない

これは自覚されている方も多いと思います。単語を知らなければ聞き取れないのは当然です。文章として聞き取る以前に単語一つ一つの音と意味を知っている必要があります。またフレーズやイディオムなどの表現も知らないと、音は聞き取れても意味が分かりません。

解決策：
基礎的な語彙力が足りないと感じるならリスニングと並行して語彙力を増やすトレーニングをしましょう。単語を暗記するのではなく、センテンスや文脈のなかで意味をつかむようにしてください。そのためには英文リーディングが不可欠です。また、リスニング教材のなかに出てきた知らない単語は必ずメモして使えるようにします。専用の単語ノートを作ってくださいね。

２．音のつながりを認識できない

英語は単語と単語の音がつながって全く別の音に聞こえることがあります。ひとつひとつの単語は知っていても、音のつながりが分からないと理解できません。そのため、単独で聞き取れた単語に意識が集中してしまい、さらに他の部分が聞き取れないため、全体的には意味がつかめないという結果になります。

解決策：
リンキングや消える音など英語の発音ルールを学びましょう。発音と同時にリスニング力が鍛えられます。発音とリスニングはセットです。

３．話し手のアクセントが分からない

英語を話す人の数は世界で13.5億人を超えていますが、そのうちネイティブは3.6億人ほどです。残りの10億人近い人達がノンネイティブです。ネイティブの中でもアメリカとイギリス、オーストラリアでは微妙にアクセントが違いますし、同じアメリカの中でもニューヨークとテキサスでは日本語の方言のような感じで発音が違います。さらにノンネイティブになると、英語を公用語としてしてるインドやシンガポールの人たちが話す英語はかなり強いアクセント（や独特の語法）があるので聞き取りが難しいときがあるでしょう。グローバル企業などで働く人達は日々この問題に直面しています。

解決策：
様々な英語に触れて慣れること。YouTubeなどでは世界中の人たちが英語で動画を公開しています。いろいろ聞いて少しずつ慣れていってください。このサイトやレッスンでもご紹介していきますね。

４．話すスピードについていけない

相手の話すスピードが早すぎてついていけないのは良くあることです。

解決策：
最終的にネイティブのスピードについていくにはとにかく慣れること。そのためには量をこなすしかありません。たくさん聞いて慣れることが最も有効かつ近道です。YouTubeなどの動画であれば再生速度を調整する。対面ならば相手にゆっくり話すようお願いする（当たり前ですが）。裏技としては、再生速度を上げてものすごく早く話しているのを聞いてから、下げると通常の速度でもゆっくり聞こえて理解できることがあります。Podcastなども複数のスピードで何度か聞いてみると良いと思います。また、電車などうるさい場所で聞くなど少し負荷をかけたトレーニングが特にTOEICなどの試験勉強では有効です。

５．心理的ブロックがある

学校の授業で成績が悪かった経験があったり、リスニングに苦手意識があると本来の力が十分に発揮されずに聞き取れないことがあります。自分で「わたしは聞き取れない」と暗示をかけている状態です。

解決法：
安心できる環境で簡単なものからじっくり時間をかけて取り組む。自分がリラックスできる信頼できる講師を見つけてレッスンを受ける。中高生のときに授業で受けた傷は意外と根深く自尊心を損なう原因になっています。安心して話のできる先生を見つけてじっくり取り組んでみてください。どれほど自分の力が抑え込まれていたのか驚くと思います。

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