七夕を英語で説明してみよう

英語コラム
日本の行事って、英語で説明するのが結構難しいですよね。わたしも、面倒になってつい適当なコトを言ってしまったりします。
 
そのうえ、自分が生まれ育った国のこと、知っているはずの文化なのに、意外と知らないことが多くて、実は日本語でも説明できないことが多かったりします。 
 
英語を学ぶみなさんには、海外のことと同じくらい日本のことに興味を持ってみると良いと思います。特に留学や海外生活を考えている方々は、必ず、外国の方からの思いがけない質問に困ってしまうという経験をされるでしょう。

 
今日は七夕を英語で説明してみましょう。 
 
1. 七夕は日本の星祭です。

Tanabata is a Japanese star festival

2. 七夕は「七日の夜」という意味です。

Tanabata means “evening of the seventh”

辞書をみると、eveningは夕方という訳語があてられていますが、eveningは夕方ではなく夜のこと。イヴニングドレス=夜会用正装を思い出してください。

3. 短冊に願い事を書いて笹に飾ってお祝いします

People celebrate by writing wishes on small strips of paper (tanzaku) and hanging on bamboo branches.

短冊  small strip of papers
笹に飾る hang on bamboo branches

4. 天の川の反対側にいる織姫と彦星が年に一回会う日を祝う

It celebrates the meeting of Orihime(Vega) and Hikoboshi (Altair) separated by the Amanogawa (Milky Way). According to legend, they are allowed to meet only once a year.

織姫と彦星が年に一度しか会えなくなった
わけを知って驚きましたよ。
 
結婚した二人は、しあわせのあまり、仕事をわすれて遊び呆けていたので、織姫の父親の怒りを買ったのだとか。
サボらずに仕事をすることを強要するなんとも儒教的なオハナシじゃあないですか。厳しいなあ…。
 
5. 願う、希望するという意味の<Desire>語源は星に願いを?  

Desireという言葉、(強く)願う、希望するという意味がありますが、実は「星から降ってくる」という意味なんです。
Sidusはラテン語で<星>という意味、Deもラテン語で<から降りてくる>という意味。これが合わさって
De sidere = from the starsなり、そこから英語のdesireに変わっていったそう。遠い昔から、お願いごとはお星様にというのは、洋の東西を問わないんですね。

そんなわけで、七夕と関係ありませんが、Dave BrubeckのWhen you wish upon a starがとってもよい雰囲気なのでよかったら聞いてみてください。

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