読むだけで単語力アップ!ボキャビルレッスン 第1回 Alienはエイリアン?
【読むだけで単語力アップ!ボキャビルレッスン】
第1回 Alien (名詞 B2レベル)
今日の単語は、Alien、エイリアン…と聞いて思い浮かぶのはどちらでしょうか?
A:宇宙人
B:外国人
今日はAlienという単語についてお話します。
Alienは宇宙人?それとも外国人?
最近ニュースで米当局がUFOの存在を認める発言をしましたね。
やっぱりAlienがいるんでしょうか。実はその手の話好きです。(Xファイルも夢中で見てたし)
というわけで、Alienは宇宙人、宇宙人といえばエイリアンが浮かびますが、この言葉は基本的に「よそ者」という意味です。地球外から来たからエイリアンだし、外国から来てもエイリアンです。形容詞では「異質な」、「馴染みのない」という意味で使われます。
外国人=Alienという表現はちょっと差別的なニュアンスがあるので、それこそ「ガイジン」のような。アメリカでも、不法移民のことを指す時に、これからはIllegal Alien=不法滞在の外国人という表現を使わないようにすると、バイデン大統領が指示したとニュースがありました。Undocumented noncitizen(書類を持たない非市民)と呼ぶそうです。
Illegalという言葉は「法律違反をしている」という意味なので、こうした人々のなかには、命からがらアメリカへ逃げてきたような人や、日本でのほほんと暮らしている私たちからは想像もできないような事情を抱えている人も多いので、もう少し「Humane=人道的な」扱いをしましょうよということです。最近では”She is undocumented”のように、会話の中ではundocumentedだけでも通じます。
AP通信(Associated Press)は2013年にスタイルガイドを改訂し、
“illegal” should describe only an action, not a person.
(”illegal” は人ではなく行為を表現するために使うべきだ)
という方針を示しました。具体的には、「illegal immigrant(不法移民)」という表現を推奨しなくなり、
- living in the country illegally(違法に滞在している)
- entered the country illegally(違法に入国した)
のように、違法なのは行為であって人そのものではない、という書き方を勧めています。
という考え方は、APの編集方針を要約したものとしてはかなり正確です。AP自身も「illegal を人に使わず、行為に使う」と明言しています。
「人をラベル化しないほうがよい」という価値判断に基づくスタイル変更です。
2021年のニュースですが、こんなふうに使われます。
バイデン大統領は新たな移民政策で当局に「Illegal Alien」という表現の使用を禁じた。
Immigration Agencies Ordered Not To Use Term ‘Illegal Alien’ Under New Biden Policy
今日のレッスンはここまでです。
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