ムーミン谷から学ぶ英語ームーミン谷の冬 (1)
トーベヤンソンの名作、ムーミンシリーズを使った英語レッスン。
「ムーミン谷の冬」から素敵な言葉たちを英語でご紹介します。
1. While the rest of the Moomin family are in the deep slumber of their winter hibernation, Moomintroll finds himself awake and unable to get back to sleep.
深い雪に覆われたムーミン谷では、ムーミン一家がぐっすり冬眠中。
でもムーミントロールだけはどうやら目を覚ましてしまったようです。
Hibernation (名詞) ハイバネーション
冬になると動物たちが土の中にもぐって眠る「冬眠」のこと。
動詞形はhibernate
deep slumber 深い眠り
通常slumberはまどろむ、うたた寝といった浅い眠りを意味しますが、
ここでは活動を休止している深い眠りという意味
find oneself ~ 気付いたら~していた。
英語特有の表現です。予想が出来ない状態について説明するときに使います。
2. All things are so very uncertain, and that’s exactly what makes me feel reassured.
ものごとってものは、みんな、とてもあいまいなものよ。
まさにそのことが、わたしを安心させるんだけれどもね
雪のランプをはさんで、おしゃまさんがムーミントロールに言ったセリフです。
uncertain 不確実
certain 確実
exactly まさに
reassured 安心する
assured 保証する、確実にする
北の空に見えるオーロラだって、ほんとうにあるのか、あるように見えるだけなのか、わかる?
とおしゃまさんはムーミントロールに聞きます。
この世界でひとつだけ確実なことは、あらゆるものが不確実だということ。
あいまいな事は無理矢理しろくろつけないであいまいなままにしておく。
不確実なものを確実にしようとするから、不安になるし、確実にしたと思った瞬間に
それは別のものに姿を変える。
だから、この不確実であいまいな世界に安心しよう。
3. I’ll wind all the clocks, he thought. Perhaps that makes the spring come a tiny bit earlier.
とけいのねじをみんなまいてやろう
そうしたら、春が、すこしはやくくるかもしれない。
家族はみんな冬眠中にひとりだけ目を覚ましてしまったムーミン。
家の時計はすべて止まり、寂しくなってこんなことを考えます。
wind the clock 時計のネジを巻く
名詞の風と同じスペリングですが、
発音はワインドです。
a tiny bit ほんの少し
パート2に続きます
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