働き方改革で新しい通勤手段を!ニューヨーク、カヤック通勤の男

私は水辺が大好きで、交通手段として船があるとつい乗ってしまいます。
隅田川とか東京湾も船のサービスが豊富ですよね。
以前読んだ本に、自分が本当に好きなもの、得意なものを知るには、
母親に子供の頃何が好きだったか聞くとよい、と書いてあったので、
試してみたところ、
「そうねえ、子供のころのあなたは水浴びが大好きだったわ~。
庭に出したビニールのプールでいつまでも遊んでいたのよ~」
と言われました。
期待していた答えは、たとえば
「花の名前を覚えるのが得意だった、人と話すのが好きだった」といった、特技みたいなもの。
「水浴び」が好きってなんだかワンコみたいで、ガックリしました。
だけど、母の言う通りやっぱり水辺が好きで、水の近くにいると安心(?)するのでした。
まあ、水泳部だったし。いまも時々ジムの温水プールで泳ぎますよ。
イルカになったつもりで水をかき分けてギューんと進んでいくのが好き。
だからどうした、という感じだけどね。
水が怖い人もいるけれど、私は水辺がほっとするんです。
どうしてかというと、ここからどこへでも、行きたいところへ行けるんだと思うと安心するの。
山だとそうはいかない。
そうそうニューヨークの話でしたね。
マンハッタン島は、東をイーストリバー、西をハドソンリバーに挟まれているので、いつでも水辺に行けます。
夏のニューヨーク、最近では川の水質もだいぶ改善され、水辺の遊びも多様化しているようです。
(とはいえ、隅田川と同じ仕組みなので泳ぐ人はあまりいません。ましてや国際競技会で
NYの川を泳がせられるなんてことになったら、大騒ぎになりそう!)
そして注目は、カヤックやカヌーなどのボート遊び!
去年もイーストリバーでたくさんのカヤックを見かけました。
ハドソンリバーでは9月まで無料でカヤックを楽しむことができます。
興味のある方は、マンハッタンコミュニティボートハウスまで。
ハドソンリバーでカヤック、と聞いたときに思い出したのが、
カナダのバンクバーでカヤック通勤をしている人の話。
ウエストバンクバーからダウンタウンまで、小一時間のカヤック通勤。
なんて気持ちよさそうな通勤風景と思ったので、ちょっと気になっていました。
ニューヨークにもいるに違いないと思って調べたところ、やっぱりいましたよ。カヤック通勤の男が。
ハドソンリバー対岸のニュージャージー州にあるホーボーケンという町から、
ダウンタウンのウエストサイド、10番街のオフィスまで、やっぱり45分程度の通勤時間です。
エクササイズにもなるし、混雑がないから、ストレスフリーのようですね。
丘にあがってからがちょっと面倒だけど、オフィスにカヤックを持ち込めるあたりが、アメリカらしい!!
働き方改革の波に乗って、これから東京でも隅田川を下って芝浦のオフィスまでボート通勤とか、やる人が出てくるかも?
ちょっと前に流行ってたエクストリーム通勤の流れで? SUPとかもあり? なーんて妄想してしまいました。
カヤック引きずってマンハッタンを歩けば、初めての人は「お前、なんだそれ~」
なんて声をかけてくるだろうし、一度見れば、ああ、あいつか、
「Hey, kayak guy! 今日の波の調子はどう?」なんて会話してるんだろうな。
やっぱり自由でいいな。
この記事へのコメントはありません。