【PODCAST第116回】海外へ行きたい人へおすすめの一冊:ヤマザキマリ著『国境のない生き方』

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今日は英語を学んでいる方、海外に興味のある方に本を1冊ご紹介します。

ヤマザキマリさんの『国境のない生き方 私を作った本と旅』小学館新書

ヤマザキマリさんといえば、古代ローマが舞台の漫画「テルマエ・ロマエ」が有名です。

映画にもなりましたよね。

14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学。住んだところは、イタリア、シリア、ポルトガル、アメリカ。旅した国は数知れず。
そんな彼女が読んできた本を中心としたお話です。

気になった部分を抜粋してご紹介しますね。

雑誌『暮らしの手帖』が大好きだったそうです。

ぼくらに ものを捨てることを教えたのは たれなのか
物を作りながら その物を捨てさせることばかり考え
物を売りながら それを捨てて 新しく
買わせることばかりを 考えているのは たれなのか
(『花森安治 灯をともす言葉』河出書房新社より)

「私はそうは思わない」と言うことは、別に相手を否定することじゃない。
納得したい、相手のこともきちんと理解したい。対話というものはそこから始まるものでしょう。
結論を出す必要もない。自分ひとりでは思いもよらなかった考えに触れたり、触発されることで、そこから新しい展望が開けていく。

ボーダーを超えていこうとした人々
戦争がなくならないのは「想像力と寛容性の欠如」
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラは、キューバを捨ててボリビアへ行った時にまずゲリラの人たちゲーテの詩集を配った。
「本を読めよ。そこから始めようぜ」
キューバは非識字率ゼロ
平和を維持するには、人が自分の力で考え、判断していく力をつけることがものすごく大事なことだってわかっている

マリさんのお祖父さんの言葉
「僕はラッキーなんだよ。人生は自分がラッキーだと思うほど、楽しくなる」

海外へ行きたい人、もっといろんな世界を見てみたい人にぜひおすすめの一冊です。


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