海外ドラマでリスニング:大人気イケメン弁護士ドラマ「Suits」でレッスン
3. 聞き取れない場合は、再生速度を0.75〜0.5くらいまで落とす
4. 答え合わせをして、もう一度聞く
穴埋め問題:
<At a bar>
Jessica: This is Harvey Specter, he’s our best closer.
Server: Closer, huh, baseball?
Harvey:(1.________).
<Jessica’s office>
Jessica: Recruiting. Your interviews (2. ________ ________ ________) for tomorrow.
Harvey: Can we please skip the recruiting?
We need people who think on their (3. ________), not another Harvard clone.
Jessica: You went to Harvard Law.
Harvey: I’m (4. ___ ________).
Jessica: Find me another one.
<At the interview venue>
Harvey: Give each guy a hard time. and before you send them back,
give me a wink if they say something clever, cool?
Donna: Okay
Mike enters
Donna: You are five minutes late. Is there a reason I should (5. ________ ________ ________)?
Mike: I’m just trying (6. ________ ________) the cops, okay, I don’t really care if you let me in or not.
Donna gave Harvey a big wink.
<During the Interview>
Harvey: Harvey Spector. Nice to meet you.
(7. ________), you haven’t even gone to any law school.
Mike: (8. ________ _____) I told you that I consume knowledge like no one you’ve ever met and I’ve actually pass the bar.
Harvey: I’d say you’re (9. _____ _____ _____) crap.
Mike: Read me something.
Harvey: Civil liability associated with agency is based on several factors, including the de..
Mike: the deviation of the agent from his path, a reasonable inference of agency on behalf of the plaintiff, and the nature of the damages themselves.
Harvey: How did you know that?
Mike: I like to read.
Mike: You give me this and I will (10. _____) the best lawyer you have ever seen.
Harvey: OK, hotshot.
1. Attorney
ジェシカがサーバーの女性にハービーを紹介して、「この人は、うちで一番のクローザーよ」と言うと、女性は「野球の?」と聞きます。ここでハービーの答えが「Attorney=代理人、弁護士」でした。弁護士は、Lawyerという単語が最も一般的ですが、米国ではAttorneyもよく使われます。Attorney at lawという言い方もします。Attorneyは弁護士事務所に勤めている人に限らず、District attorney(D.A.)と言えば、地方検事と言う意味です。また、弁護士に代理人になってもらう時に作る委任状をPower of Attorney(P.A.) と呼びます。
Closerは閉じる人「クローザー」です。英語でcloserというと一番最初に浮かぶのが、野球の「抑えの切り札=Relief Pitcher(リリーフ・ピッチャー)」という意味です。弁護士も状況をうまくまとめる役割なのでクローザーと言われるようです。
発音も、「近い」という意味のcloserはクローサーですが、こちらはsが濁り「クローザー」となります。The Closerという刑事ドラマがありましたが、これは主人公のジョンソンが「事件を確実に解決する人」という意味です。
2. are set up
Your interviews are set up for tomorrow. 面接は明日に設定してあるから。
Set upのtは聞こえず、セラップという音になっています。聞き取れたでしょうか。
ハービーはインターンの面接をしなくてはならないのですが、面倒なのでどうにか逃れようとします。そこに上司のジェシカがクギを刺すセリフです。 日本では、インタビューというと有名人に話を聞く時くらいしか使いませんが、就職の面接や面談のことはinterviewといいます。
3. feet
We need people who think on their feet. [think on one’s feet]という慣用句です。
足で考えるなんておもしろい表現ですね。「迅速な対応、判断をする」という意味です。ハーバード卒のプライドばかり高いボンクラはいらないんだよ、それよりも使える奴が必要なんだ、というハービー様のお考えでした。この部分、ドラマの字幕版では残念ながら訳出されていませんでした。
私も以前仕事でハーバードのインターン(ロースクール2年生の夏休みに弁護士事務所で働くSummer Associates)と接したことがありますが、女の子は超優秀、男の子はあんまり…という印象を持ちました。
4. an exception
I’m an exception オレは例外だから
exception=例外という意味です。前の会話の続きで、ハーバード卒のボンクラはいらんと言ったら、ジェシカに「あんたもハーバードでしょうが」と返され、涼しい顔で「オレは別」と言いのけるハービーでした。
5. let you in
Is there a reason I should let you in?
Let inで招き入れる、通す、受け入れるという意味。面接会場に逃げ込んできたマイクを候補者の一人と勘違いしたドナがいうセリフです。「もう5分も遅刻しているあなたを、部屋に通さなければならない理由はあるのかしら?」と言っています。
6. to ditch
I’m just trying to ditch the cops, 字幕は「警察に追われているんだよ」となっていました。I’m just trying toで「〜しようとしているだけだ」ditch the copは「警察から逃げる」という意味です。ドナの「アンタ遅刻よ」という前のセリフに対して、「は? オレはただ警察から逃げてきただけだよ」と言っているんですね。
Ditchは溝や水路、ドブのこと。〜から逃げるの他にも、すっぽかすなどの意味があります。He ditched me! 彼にすっぽかされた、置いていかれた、という意味になります。
7. Unfortunately
Unfortunately, you haven’t even gone to any law school. 残念だけど、君は(ハーバードはおろか)どこのロースクールにも行ってないじゃない。というハービーの厳しいお言葉。not even〜anyで「〜すらしていない」という意味になります。
8. What if
What if 〜だとしたらどうする? という仮定の質問の常套句です。 ホワットイフ〜とは言っていませんね。Whatの最後のtがrの音になり、iとくっついて、「リ」と聞こえるので、全体としては、「ワリィフ」と聞こえませんか?
だってお前、ロースクールどこも行ってないじゃん、というハービーに食い下がるマイクのセリフです。What if I told you that I consume knowledge like no one you’ve ever met and I’ve actually pass the bar. もしも僕が今までに見たことないくらいすごい記憶力を持ってて、実は司法試験にも合格したことあるって言ったらどうする? という意味です。
consume knowledge は知識を吸収するという意味。consumeは一般的には消費するという意味です。consumer なら消費者(コンシューマー)ですよね。ここでは、知識を吸収して使いこなすというニュアンスになります。
Pass the bar=司法試験に合格する Passは合格、the barはBar examination (exam)=司法試験のことを短縮していう表現です。Barはお酒を飲むバーと同じスペリングですが、「棒や仕切り」という意味もありますよね。裁判を行う法廷内で、裁判官や弁護士、検事がいるエリアと一般の傍聴席を分ける「柵」のことを「Bar」というところから、法曹界のことを総称してthe Barと呼びます。Bar Associationは弁護士協会のこと。 逆に、犯罪者を閉じ込めておく刑務所の檻のことをBars(複数ね)と言います。Behind barsで投獄されたという意味。
9. a full of
a full of =〜でいっぱいの、満杯のという意味。実は司法試験だって受かってたんだというマイクに対するハービーのセリフ。I’d (I would) say you’re a full of crap.=オレの考えでは、お前は大嘘つきだな。という感じでしょうか。crap = うんちという意味ですが、他にもダメなもの、よくない、質が悪いなどというネガティブな状態を表す時によく使われる言葉です。
10. become
You give me this and I will become the best lawyer you have ever seen. 締めのセリフですね。僕を雇ってくれたら誰よりも素晴らしい弁護士になってみせる!というマイクの決意表明です。(弁護士資格ないくせによく言うわと思いますが)
これは上級編ですが、andの使い方にちょっと注目です。Andは、及び、そしてという意味ばかりで使いがちですが、「〜するならば」という意味でもよく使います。これは英文を書く時にも、「So」の代わりに「and」を使うと文章がスッキリ分かりやすくなる場合がありますよ。
注:今回レッスンに使った動画はプロモーション用なので、本編とは若干セリフが違っています。
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